子宮頸がんワクチンの副作用で苦しむ大切な人との接し方
長文、駄文を失礼してご相談させて頂きます。
子宮頸がんワクチンの副作用で苦しむ女性がいるのはご存知でしょうか。
大切な人がそれに苦しんでいて、どう接していいのかわからなくなってしまいました。
私は22歳の大学生です。
4ヶ月前、以前付き合っていたひとつ年下の女性から突然連絡が来ました。話を聞くと、そのワクチンの副作用の症状が出てしまい、付き合っていた当時の記憶がほとんどなくなってしまっているようでした。たまたまSNSで見つけて、当時のことを聞きたくて興味を持ったのだというのです。彼女はとてもマメに日記をつけていたようで、当時のこともその日記から知ったようです。
症状としては、短期記憶能力の低下、論理的思考能力の低下、全身の痛み、今までになかったアレルギー反応の出現、身体機能の低下、睡眠障害などあげるときりがなく、13錠もの薬を毎日飲む生活を続けているようです。症状は高校1年生の時から顕著に出始め、彼女が高2〜高3の終わりまで付き合っていたためにほとんど覚えていないようなのです。
大学生受験にとても影響したようで、成績も良く皆勤賞を取るほど真面目に通っていたにも関わらず大学受験もままならなくなり、現在は料理教室に通ってできることを少しずつ、という生活を送っているようです。
彼女自身、幼い頃からとてもひどいいじめを受けており、将来普通に大学に行き、結婚し、母親になるだろうということが生き甲斐であったようなのですがそれもほぼ絶たれ、自分には生きる意味がない、価値がないと思ってしまっています。しかしとても負けず嫌いで、それでもみんなに追いつきたい、負けたくないという思いで必死に生きています。
今はLINEでチャットや電話をしてやりとりをしたまに会うという状況ですが、電話をするときはよく先ほどの自己否定のようなことをこぼしています。生きていてもいいことなんてない、いつか幸せになれるなんて今の私には思えないという言葉に返す言葉が見当たりませんでした。
私は彼女のことがとても大切で、彼女のための人生を生きたいと思っていますが、彼女には当時の恋愛感情はもちろんありませんし、今は恋愛よりも1日を生きることが必死だと言っていました。
そんな彼女に対して、私はどう接し、どういう関係を気づいていけばいいのでしょうか。
どうかよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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かざ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
7月に子宮頸がんワクチンの副作用をめぐる問題で、集団訴訟がございましたね・・
裁判の行方にも関わることですが、薬害の疑いが強くあり、誠に注目致しております。
ワクチン接種は、疫病の予防や後遺障害の可能性の高い病気の予防のためなど、良い面がございますが、しかし一方では、そのワクチンを受容する体質・免疫機能に問題がある場合、遺伝子多型の一部に何か変異を抱えている場合などにおいては、副作用が重篤に陥ってしまうことがございます。
このように副作用が問題になってしまう場合においては、認可承認へと至るための副作用に関する治験が不十分であった可能性がございます・・裁判にて、因果関係、予見可能性、蓋然性などについて問われてくるでしょうが、とにかく命にかかわる問題であるだけに、真相解明と共に、できる限りいち早い補償(賠償)がございますことを願うところであります。
「そんな彼女に対して、私はどう接し、どういう関係を気づいていけばいいのでしょうか。」・・
とにかく、一つは、必死に頑張っている彼女さんと共に闘ってあげる、励ましてあげるということになりますかね・・
また、話を聴いて励ましてあげるだけではなく、要望があればとなりますが、病院の送迎や介護等、少しでも楽になるようなお手伝いや、集団訴訟の協力など、実際にできることもあるかと存じます。
彼女さんが、早く快復へと向かい、副作用を克服されますことを祈念させて頂きますと共に、子宮頸がんワクチン問題についても意識を高く持って経過を見守って参りたいと存じます。
お二人のお幸せを心から祈念申し上げます。
川口英俊 合掌