自分を信じるにはどうすればいいのでしょうか。
悩みはタイトルの通りで僕は自分で自分のことが信じることができません。
周りの人が歩み寄ってきてくれたり、チャンスが巡ってきても何かあったら逃げるんじゃないか、他人のことを裏切ってしまうのではないかと思って結局いつも自分から距離をとってしまいます。
どうしてそう思うかというと、よくないことですが自分は嘘をついてしまうことがあります。事情はどうであれそういうことをして周りを裏切り傷つける自分をしんじることができません。これに関しては自業自得ですよね。
もうひとつとしては過去の経験があると思います。小学生の頃いじめにあった際、嫌なことがあった時は自分を否定することで過ごしてきました。理不尽や不条理なこともあったけど、それは全部自分が悪いから仕方ないと思うことで納得させていました。その為それが今でも癖になっている気がします。
以前凄く落ち込んだ時期があり精神科で診察をうけた際には病気はないけど、極端に自己肯定感が低いと診断されました。
どうすれば自身を信じ肯定することができるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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すべては変化して止まない
お釈迦さまは言いました。この世界は諸行無常だと。kenさまも諸行無常です。1秒1秒違うkenさまなのに、昔から変わらない自分がいると考えるのはただの妄想です。
別に自分なんざ信じなくとも良いですよ。でもお釈迦さまは信じましょう。ハイ、大切なことだから二重カッコで強調して書きます。『この世界は諸行無常です。自分も諸行無常です。諸行無常だから自分は変わることができます。諸行無常だから自分が救われることができます。』
んで、悪いことをしたら悪い結果がおきる。嘘をついたら自分も心苦しいし、相手も腹をたてる…誰も得をしない愚かなことだから、もう嘘はつかない。それで良いんです。チャンスがあったらどうするかとか、他人を裏切らないかどうかというのは、自分を信じられるかどうかではなく、決意を持つかどうかの問題ですから。
そうして嘘を1つ我慢できたら、その1つの努力を心の中で褒めてあげましょう。その蓄積が癖として新しい自分を築き上げていきます。
信じるよりも勝つことを
人の心も諸行無常、自分の心も移り変わります。自分を信じるといっても、移り変わる自分の何をどう信じればいいのか、とても難しい話です。
それよりも今のあなたには、自分に勝つことが必要ではないでしょうか。
お釈迦様の言葉にこうあります。
「戦場において、百万人の敵に勝つよりも、
唯一の自己に打ち勝つ者こそ、
最上の勝利者である。」(法句経)
恐れや不安、怠けやあきらめ、嘘や逃避などの、自分の弱い心に負けないでください。
自分に勝ってください。
周りの人に負けてもいい、笑われてもいい。
ただし、自分にだけは勝ってください。
自分に勝てる人が、自分を信じることができる人なのだと思います。
質問者からのお礼
大慈様
「別に自分なんざ信じなくとも良いですよ。でもお釈迦さまは信じましょう。」というお言葉最初見たときは驚きましたが何度か読み返してみた今は気持ちが軽くなったように感じます。
自分を信じることができないことへの不安やそういった自分への不満がありました。でも諸行無常なのだから変わることができる。
決意をもって進むこと、努力をし少しずつでもいい方向に変わっていけばいいと感じました。
回答頂きありがとうございました。
聖章様
おっしゃる通りだと思います。僕自身弱い心を律することができていないと感じることが多々あります。
自分のそういった後ろ向きな気持ちや誘惑ができた際に、そちらに流されないように前を向くことを意識していきます。そういうことを積み重ねていくことが自分を信じることに繋がるんだと感じました。
回答頂きありがとうございました。