夫ががんで、生きることがつらいです
夫は闘病10年目です。化学療法を繰り返してもなかなか寛解できません。
今年になってから2度も緊急入院しました。
確実にその日が近づいていることを認めざるをえません。
過去にいろいろな行き違いがあって、夫と別居生活をしていました。
別居7年目に、発病した夫を私のアパートに連れてきて同居し、
都内の病院で治療を受けて10年、今日に至ります。
肉体労働者であった夫は辛抱強く、苦痛を口に出さず、生真面目で禁欲的な人です。
この年になって夫の良さがようやくわかってきて、仲良く暮らしていきたいのに、
残された時間は少なすぎます。
長い間夫を理解してあげられなかったことで、申し訳ない気持ちでいっぱいです。私は悪い妻です。
涙がとまりません。
この先に、とても残酷な運命が待ち受けているというのに、
なぜ人は生きていけるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
問いを共有しましょう
お釈迦様は、この世界を「一切皆苦」と言いました。
よく、「四苦八苦」といいますよね。
そのうちの四苦のなかの後ろ3つは、老、病、死です。
八苦のなかの一つに愛別離苦というのがあります。
愛するもの、対象と必ず別れなければならないという苦悩のことです。
なぜ、必ず、老、病、死がまっているのに。
なぜ、必ず愛別離苦がまっているのに。
なぜ、生きなければならないのでしょうか?
その答えは私にはわかりません。
ある人がこんなことを言っていました。
「カルトは、答えを共有する。宗教は問いを共有する」と。
あなたも、私も、答えはわからないのです。
しかし、問いは共有できたのではないでしょうか?
最期まで一緒に入られる幸せづくりを。
hara12さん、こんにちは。
夫のがん闘病生活で悲しんでおられるのですね。
今からでも遅くありません。がんと戦う夫と幸せの一時をたくさん作ってください。
人の最期は明日かもわかりませんし、一ヶ月後かもわかりませんし、一年後かもわかりません。逆にhara12さんが交通事故で夫より先になくなることだってあります。人の寿命は神仏しかわからないのですが、確実にいえることは、私たちは必ず死は訪れるということです。例え、十年介護しても最期が来れば後悔することだと思います。今は自分が少しでも納得できるお世話をして、少しでも夫との生活を共有して幸せに生きることです。
合掌