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夫が生理的に無理になってしまいました

回答数回答 2
有り難し有り難し 189

色々と思うことがあり、一度、離婚を申し出たことがあったのですが、夫が反省したこともありやり直していこうということになりました。

その後、夫の行動に改善も見られており、本来だったら許して一緒に頑張ろうという所なのですが、どうしても夫のことが嫌なのです。頭で許せても心で許せません。
なんとか取り繕ってはいますが、夫の目をみて話すことも、近づくことも、将来について話し合うことも体が拒否している感じです。
性交渉やスキンシップなんて、もはや考えられないです。

こんなに辛いなら、やはり離婚してしまえば良かったと思います。

こんなことで離婚してしまっても良いものなのでしょうか。
離婚が行きすぎなら、しばらく別居したいです。
生涯こんな状態で我慢するのは嫌だと思う反面、自分は冷たい人間だとも感じます。
どうしたものでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

結婚している理由は?

初めまして。前回の質問もあわせて拝読させて頂きました。
仰る通り人は簡単に変われません。
ご主人には「だらしないのがかわいい」と心のどこか許せる女性や母親気質が強い女性じゃないと難しいのかな…と感じました。
「○○をして」などの言葉を投げ掛けても逆ギレや反省が見られないのは、まさに思春期の母と息子のようです。
ご主人は求めているのは母親なのか?と疑いたくなります。
私はバツイチなのですが、離婚しようと決めたのは「結婚している理由がない」からです。
お互いの将来を応援はするけど関心を持てなくなりました。
私の理想の夫婦は「思いやる。自分を一番知っている相手からの尊敬と指摘を受け入れる。自分のことのように相手の人生を思う」です。
自分が選んだ人だから出来る、友達では踏み込みきれない部分…そこを支えあうのが夫婦であって欲しいのです。
そして、疲れた時は何も言わず甘えさせてくれるのが私の両親です。
結婚しているのはなぜかどのくらい思い付くでしょうか?
子供を理由にしてはいけません。
離婚は子供にとってマイナスだけと考える必要はありません。
仲の悪い両親と生活して育つ子供、片親の懸命さをみて育つ子供…結局、プラスもマイナスも、私の親としての姿勢次第ではないでしょうか。
結婚している理由がないなら、離婚。
やっぱり放っておけない…と思うなら、あなたがご主人に意識を合わせる。
ご主人には結婚している理由が何かしらあるから謝ったんです。
謝ったから許してやろう、では結婚している理由にはなりません。
先人の女性は我慢強く、男性はお金と力を持っていました。
現代は、女性も働くことができ、子供を預けることにも寛大です。
「こんなことで離婚」と責めないで下さい。
我慢を覚悟で離婚しない女性も、我慢より独立を選んだ女性も、尊敬できる生き方で頑張っているんですから!
ご主人に近寄る勇気と、女手で子育てする勇気、難しいですが心を決めるところです。
私の母を見ていて思うことは、大変だったろうけど一人で子育てしていた時の方が生き生きしていて好きでした。
冷めていく愛情を見ている方が悲しかった。
どちらを選んでも、苦労や楽しさは同じだけ用意されてます。

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有り難し
おきもち

普通のOLから、結婚をきっかけに仏教に興味を抱きお坊さんになりました。 ...
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文面を拝見すると

「生理的に無理」となってしまうと、関係の改善可能性は、限りなくゼロに近いようですね。

「えらばず、きらわず、見捨てず」の浄土真宗ですが、それができるのはあくまでも、「私」ではなくて阿弥陀さんなのです。
「えらばず、きらわず、見捨てず」にいきたい、と思っても、文面の内容くらい関係が破綻していると、離婚もやむなしかと思います。

本当は真宗の僧侶だったら、「決めつけないで・・」と言うべきなのかもしれません。

しかし、今日の回答は、私の直感で書かせていただきます。

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有り難し
おきもち

浄土真宗、真宗大谷派です。
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質問者からのお礼

佐藤精徹先生

「えらばず、きらわず、見捨てず」確かに、どんな状況においても、そんな風に出来たら誰も傷つかないのに…自分の心のままならなさってどうしようもないですね。
ですが、離婚もやむなしではないかというお言葉に、こんな風になってしまった以上、後にはひけない、仕方ないんだよなと少し楽になりました。
ありがとうございました。

緇川杏美先生

何を悩んだらいいのか、立ち位置すら見失っていましたが、的確にポイントを示していただいたお陰で、とてもすっきりとしてきました。そう、そう!それだ!と、何度も読み返しています。
やはり私は、我慢するより別の道を歩んでいきたいと思っていることにも気付きました。
あとは自分が一歩を踏み出せるか否かですね。長引かせずに、勇気を出してみたいと思います。
ありがとうございました。

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