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これも試練なのでしょうか

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有り難し有り難し 27

現在、うつ気味で休職中です。
ここ数カ月、思い悩む日々が続いています。
すべてが悪い方に転がっているようで、苦しくて気が滅入ります。

家族の怪我、突然の体調不良、体調が悪いときに限って起きる家族の喧嘩、親族同士のいざこざ、息抜きの外出でのアクシデント、
少しでも元気を出そうと好きなものや人を見てみたら、なぜか酷いバッシングを受けていたり・・・なんだか空回りばかりです。
自分のせいで悪いことが起きている気がして落ち込みます。

いろんなものから距離を置いて休むべきなのかもしれないと思い、休もうとするのですが、
今度は過去の失敗や嫌なことばかりで頭が埋め尽くされ、まともに眠ることもできません。

次から次へとしんどいことばかりが起き、日々過ごすことに疲れています。
これも人生においての試練なのでしょうか?
悩んで苦しんで、自分を見直す機会なのでしょうか。
少しでいいです。楽になりたいです。
どうか助言を頂けると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生は苦しいのが普通。

何か特別な試練というわけではありません。
人生はもともと苦しいものなのです。
夏に、「こんなに暑いのは何か試練なのだろうか」と言う必要はありません。
夏はもともと暑いのです。
人生はもともと苦しいのです。

たとえば、もしも酸素が不足しても苦しくなかったら、私達は呼吸しようとしないので、すぐに死んでしまいます。
呼吸をしないと苦しい、だから呼吸する、結果として生きている。
苦しみがなくなれば、生きていられないのです。
苦しいから行動する、その行動(苦しみを回避しようとする動き)が、生命活動です。
苦しいということは、何か行動して苦しみに対処しなくてはいけないということです。
人生は、その繰り返しです。
次から次にしんどいことが起こるのが、普通なのです。
世界も肉体も変化しますね。
その変化に対処しつづけなくてはならないのだから、生きることの一切は苦しみなのです。
食べ物を見たら「食べたい」という苦しみが発生します。
しばらくしたら「トイレに行きたい」という苦しみが発生します。
目をずっと開けていたら、「目を閉じたい」という苦しみが発生します。
目を閉じていたら、「目を開けたい」という苦しみが発生します。
生命には、どこかに落ち着いてまったく動かなくてよい、ということはないのです。
必ず、すぐに、何か次の行動をしないといけない苦しみが来ます。
それが、生きとし生けるもの全てに共通する真理なのです。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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先ずは心を落ち着けて

拝読させて頂きました。今大変苦しみに囲まれておつらいご様子ですね。あなたのそのつらい思いをお察し申し上げます。
生きることは苦しみであるとお釈迦様はお説きになっておられます。生老病死は常に私達について回る苦しみであります。もとから私達はその苦しみの上に今を生きているのです。それは受け入れざるを得ない事実です。
又人生は山あり谷ありです。一寸先は闇であり、光でもあります。あなたは今心も身体も疲れて追い込まれていらっしゃるのでしょうから。その苦しみについてはとりあえず置といてできるだけ心も身体も疲れを癒してください。
明けない夜はありません、去らない嵐もありません。あなたの中でその荒波が過ぎ去る時は必ず参ります。
それは外的要因かもしれませんし、あなたの内面的な変化かもしれません。
今は大変難しいかもしれませんが、心を休めてじっくりと落ち着いて、それから自分こと周りのことそしてこれからのことをゆっくりと追い込まずに考えてみてください。
そうしているうちにまた状況は変わることもあります。
あなたがこれからの未来苦難を乗り越えて皆さんと共に助け合い、共にお健やかにお過ごしなさって頂きます様にと神仏に心よりお祈りさせて頂きますね。心を落ちつけて穏やかに。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

願誉浄史様

お言葉をありがとうございます。
苦しみというのは、何事にもあたりまえについて回るもの。
苦しみの例を読んでなるほどと思いました。
あまりにも連続してつらいことが起きたので、なんで自分ばかり・・・という気持ちでした。
試練でもなんでもなく、生きている以上、みんな苦しんでいるのですね。
周りに起きた変化に、何か行動しなければいけない時なのかもしれないです。
なかなか切り替えるのは難しいですが、少しでも今の状況から抜け出せるよう、考えてみようと思います。

kousyo Kuuyo Azuma様

お言葉をありがとうございます。
やはり、生きることは苦しみなのですね。切り離すことはできないのだと改めて気づかされました。
今思えば、過去にもいろんな苦しいことがあったなあと思い出します。でもそのたびに乗り越えてもきたなと思います。
疲れ過ぎて、あまりにもネガティブに考えすぎているのかもしれません。
お気遣いいただいたとおり、できるだけ休んで、落ち着くのを待ってみます。
それから少しずつ、できることをしていこうと思います。

「鬱の症状・うつ病に向き合う」問答一覧

相反する気持ちへの対処法

本年もよろしくお願いいたします。 過去の質問の通り、私は6、7年ほど前からうつ病を患い、寝たきりに近い状態になりつつも何とか社会復帰を願っています。 今自分にできることをやって、今の自分を良くすることを考えるようにしたい。それは間違いなく本心のはずです。 でもどこかで、自分の心はそれを必ずしも良しとしていないように思うのです。 例えば、夜寝ようとしても全然眠れないとき。これでは次の日に用事があれば間違いなく影響してしまうのですが、何かイライラしている。そして、最近あったこととか、うつ病であることすら隠れ蓑にしてイライラに身を任せたり、怠惰をむさぼったりしてしまう。ドカ食い、ゲームやスマホの長時間使用などが止まりません。それでよくなるはずがない。 心のどこかで、変わることを恐れている自分がいるようなのです。 「社会復帰したくない、ずっとこのまま自由に穏やかでいたい、人生の波風を立たせたくない」・・・。 それこそ社会復帰じゃなくても、痩せなきゃいけないのにドカ食いしていたり、お金を節約しなければいけないのに豪遊しようとしたり、正しい道が分かっているのにいろんな理由を付けてそこから外れる行動をとってしまうことが多いです。 あるいは忘れようとした悪い記憶を思い出して、怒りが止まらなかったり、復讐まで行かずとも一泡吹かせることはできなかったのかなどと思ったりもします。 そういう部分も人間にはあるとは思います。うつ病の人が、心のどこかで「治してよくなろう」と思っていないから治療が進まず、後戻りすることすらある。そんな話も聞きます。 でも、「人間大なり小なりそういうものだから」「こういうことはよくある」でもう片づけたくはないのです。 自分としては、相反する気持ちも受け入れて、何とか悪い行動はとらないようにしたい。「正しい」「悪い」の判断が良いかわからないけど、「正しい」道から外れて「悪い」行動をすれば絶対後悔するのはわかっているのです。 相反する想いに折り合いをつけて、自分を壊してしまいかねない思考・言動を避ける。難しいのかもしれないですが、そういう事が少しでも出来るよう、アドバイス等あればご教授いただけますとありがたいです。

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期待されるのがしんどい

期待されることがしんどくて仕方ないです。この気持ちはどう考えれば晴れるのでしょうか? 指針になるようなお考えをお聞かせください。 以下、長くて申し訳ないのですが現状です。 ここ最近、鬱病にかかり数ヶ月休職したあと、元の職場に復職しました。 復職後はなんとか体調管理をしながら仕事をこなしていたのですが、この度、異動することが決まり、その件で感じたことです。 異動連絡のあった当初は「閑職に飛ばされるんだろうな」と思い、鬱の療養のことを考えても今より楽な仕事につかせてもらえるのは正直ありがたいなと思ってました。 ですが蓋を開けてみると「花形部署」勤務。今までと全く違う業務内容に花形部署ならではの質と量を求められることになりました。 こんなことをされても鬱病だから無理だと訴えても「優秀だから辞めてほしくない」「だから一番やりがいがあって、かつ、調整が効く部署に配属に決めた」「できる範囲の仕事をやってくれたらいい」と言われるのみ。 周りに相談しても二言目には「優秀だから期待されているんだね」「優秀なんだし、そんなに頑張らずにやればいいんじゃない?」との反応。 だんだん周りに「辛い」と相談しても自分の優秀さや会社に評価をされてるという自慢をしているような雰囲気になって、誰にも相談ができなくなりました。 私は一度もその部署に行きたいとも、出世したいとも言ったことはありません。 今の部署も出世するルートのある部署ではなく、マイペースにやれる部署でした。 それに私は優秀なのではなく、真面目で言われたことを言われたままにコツコツやるタイプなだけです。 ですが、その性格も鬱病で駄目になりました。なのに周りはまだ期待をかけてきます。それに応える必要なんてないはずなのに、応えてもらえなくて悲しむ相手を見て罪悪感がわいて、つい頑張ってこなそうとしてしまいます。 毎晩、どうしたらいいか分からなくなって、悲しさだけがポツポツと湧いてきているような状態です。とても悲しくて、やるせなくて、しんどくて辛いです。 どうかこんな私に、何かお言葉をいただけると幸いです。 よろしくお願いします。

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母が鬱かもしれません

鬱かもしれない田舎に暮らす母への適切なフォローと、これからの私の心持ちで漠然と悩んでいます。 60を超えた母がいます。この間、痙攣を起こし、救急搬送されました。検査の結果体に異常なし、心因性ではないかと診断されました。 田舎で父と父方祖父母と暮らし、近いですが別の地区に母方祖父母が2人で暮らしています。高齢な親たちの面倒を、母がひとりで面倒見ているような状態です。 私の姉に子が生まれて里帰りをしたり、母方の祖父母が立て続けにガン手術をしたり、相続周りの話をしても聞く耳を持たない様子だったりと、去年から心が忙しない日々を送っており、時折激しく家族の愚痴(父の兄弟が義父母の面倒をみないことなど)をこぼすこともありました。福祉に明るい姉には、鬱傾向を相談していたようです。 母は以前から、パニック障害のようになり呼吸が苦しく飛び降りてしまいそうな気持ちになることがあったり、プライドが高く自分で全部やろうとするので頼るのが下手だったりします。 父は母が居ないとダメになってしまうのが目に見えてるような人で、責任感はありますが急に気性が荒くなるので話し合いがあまり得意じゃありません。(私たち子どもも昔からうんざりです) 母には精神科受診を勧めました。最近私自身も心が疲弊し精神科受診を体験したので、そのエピソードも交えて。ですが田舎のため、精神科が圧倒的に少なく、適切なカウンセリングが受けられるかもわからず、またどこに行っても誰かしら知り合いがいるため、精神科受診のことを変に噂しそうな田舎独特の空気もあります。母自信もそこをかなり気にしており、都会はいいわねとこぼします。 そばにいて、優しく話を聞いたり、病院選びに付き合ってあげれたらいいなと思いますが、私が都内で働いているため、なかなか難しく。 父に任せるしかありませんが、母を想うより先に自分の不安が苛立ちに変わってしまうような甘ったれな部分もあるため、日々の中で母がさらに落ち込まないか心配です。その辺りも姉と相談しながら、適切な医療にアクセスできるようフォローはしたいと思っていますが…。 元気だった母のこんな姿に、私も少なからずショックがあります。このような時の心持ちのために、何かお言葉をいただけたら、私自身気を強く持てるかもと思い、ご相談しました。 乱文申し訳ございません、よろしくお願いします。

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産まれてきたことを謝罪したい

鬱が非常に酷く、特に罪業妄想の症状に悩まされています。 最近は「産まれてきたことをどうにかして償わないと」という妄想が 毎日頭の中を反芻し、それ以外のことが考えられなくなることが多々あります。 仕事をしている間は、まだ気が紛れるのですが、土日は布団の中で時間がすぎるのを願い、 ただ時間が流れるのを待つだけの日々が続いています。 皆は時間が資産だというのが羨ましいです。私にとって寿命は途轍もない負債です。 ただ、いま自殺してはいけないのはわかります。職場や家族、親族に迷惑をかけてしまいますし、 それによってダメージを受ける方や、後処理に手を焼く方々が居るのは十分承知しています。 具体的な質問ですが、仏教では産まれてきたことは罪なのでしょうか? その罪を償うとしたら何をしたらいいのでしょうか? 寿命をまっとうすることが罪への償いなのであれば、苦痛に耐えられる自信がありません。 また、幸福の追求は義務であり、不幸に甘んじることは怠惰なのでしょうか? 今は非常に不幸ですが、それを打破するために動く体力が無く、 それを無理矢理にでも生み出そうとすると、それも不幸に直結します。 最近は産まれてきてごめんなさいという、両親に対する罪悪感で気が狂いそうです。

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高校を卒業してから今まで5年間、ずっと現在進行形で鬱状態です。 去年の10月から今年の5月まで少しでも体調を良くしたく精神科に通っていましたが、言いたいことをあまり言えず、先生も自分にはあまり合わないと思った為現在は通っていません。 高校を卒業してから専門学校や社員としての生活を無理してやっていました。 友達ともあまり会わなくなってしまい、生活するのがつまらなくなってました。 当たり前のことですが、高校卒業後は人生自体を自分で決めていかなければならないので、正直今でもこれからどうやって楽しんで生きればいいか分からないです。 生き方自体を見失ってます。 今からでも自分自身と生活を変えたいとは思っていますが、5年程の鬱の日々に対して未だに後悔が消えず、全く前向きに行動ができないです。 若い頃の年齢を無駄に過ごしてしまったと思っています。 高校を卒業してから、一年一年も早く過ぎていくと感じていて怖いです。 趣味も幾つかありますが、この鬱のせいで心から楽しむことが出来ません。 楽しい人生にしたいのですが、私はどういう気持ちでこれから生きていけばいいのでしょうか。 出来ればこの後悔を消し、少しでも前向きに生活し自分自身にも自信を持ちたいです。

有り難し有り難し 6
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ