本家と分家のお仏壇と性根
先日、夫の従妹(30代)の母(叔母)が亡くなりました。
従妹は離婚していて、子供(4才)と亡くなった母との3人で暮らしていました。
従妹の父は、従妹が小さい頃に亡くなっているので、これから従妹と従甥と暮らしていくことになります。
私の家は、夫と子供と夫の両親と夫の弟と住んでいますが、舅が、「四十九日が終わったら、◯◯(従妹)と△△(従甥)も一緒に住むようにするかー…」と言い出しました。
もちろん誰も反対はしないし、色んな面でその方がいいと思っています。
ですが、従妹の家のお仏壇をどうしたら良いのか分かりません。
従妹の家のお仏壇には、従妹の両親の性根が入っています。
従妹の父は、舅の実の弟にあたります。
私は、本家のお仏壇に性根を入れてもらったらいいと思うのですが、舅や姑が良くないのでは…と言っています。
もし、本家のお仏壇に入れない場合は、別の部屋に従妹の家のお仏壇をおいて、性根をいれてもらったらいいのですか?
それとも、建物も別にした方が良いのですか?
下が車庫で上が部屋3つとトイレがある離れがあるので不可能ではありません。
(私と夫と子供が寝るだけに使っています。)
本家も分家も曹洞宗です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
当面は、二つの仏壇を置いても良いと思います
残念ながら、このhasunohaに寄せられる質問で、「親戚」の言葉が出れば、「争い」「仲違い」「疎遠」という言葉が続いてくる。そういうケースが多いように感じております。
今回は、御舅様始め「こころ」さん御家族のあたたかさと思いやりが感じられる質問で有り、うれしく思います。
まず分家のお位牌を本家に持ってくることは何ら問題ありません。以前私が書いたブログの記事をご参照ください。
「実家のお位牌を嫁ぎ先に祀って良いか」 http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/1331247.htm
問題無いのに、問題視する方が世の中には結構居られます。「他家のお位牌を別の家に持ってくるのは、良くない。」という迷信に凝り固まった方々が余計な雑音を発します。そのことに注意が必要です。時には聞き流し、時には柔軟に言い分を聞いてあげ、時には毅然として迷信を正すことも必要です。
お仏壇を二つにするか、一つにまとめるかについては、正解はありません。住居スペースの事情を優先せざるを得ない場合もありますし、当人の気持ちを優先することもあります。
住居スペースの事情が許すのであれば、それぞれ二つの仏壇を置いてそれぞれの位牌を祀ってお参りしてあげれば宜しいと思います。同居させてもらい、◯◯(従妹)と△△(従甥)さんたちは感謝していると思います。同時に、親を亡くし住んでた家を離れることになった寂しさを感じていると思います。今までお参りして来た仏壇で、これからも(ずうっと、という意味ではありません)供養していく。そのようにしてあげた方が、◯◯(従妹)と△△(従甥)さんたちの気持ちに寄り添ってあげることが出来るのではないかと思います。
◯◯(従妹)と△△(従甥)こころさんの家で一生を送るというのなら、いずれ時機を見て仏壇を一つにまとめても宜しいと思います。急いで今すぐにまとめる必要は無いと思います。
こういう事例の場合、菩提寺の住職の見解が分かれることがあります。「仏壇は一つにまとめた方がいいよ。」と言われる方も居ると思います。菩提寺の御住職のご意見も尊重しつつ、「母親を亡くしたばかりの従妹の気持ちを大事にしてあげたい。」と言って現実的な対応にご理解いただくようにしましょう。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
お寺様に問う前に気になったので、こちらで質問させて頂きました。
お仏壇が2つになっても問題ないことがわかり、少しモヤモヤしていた気持ちがスッキリしました。
確かに、今まで住んでいた家を離れるのは寂しいという気持ちはあるようです。
立地が悪いので従妹も引っ越したいけど寂しいし…と思っているようで…
なので、従妹が、このままこの家に住み続けると言えば無理強いはしないつもりです。