理不尽な物事に流されたくない
私は他人に対して怒ること・怒りを覚えることが滅多にありませんでした。明らかに理不尽なことをやらされようが、嫌味を言われようが、いつもただ黙って笑っているだけでした。
ですが、最近になり気付きました。私自身が「怒らない」性格なのではなく、「その場で怒れない」だけなのだと。その実、後になって考えてみると、激しい怒りが沸き上がってきたり、「なんで私がこんなことをされなきゃならないんだ」と思うようなことが多々ありました。
それなのに、その時になると笑うだけで何もできない自分が憎くてしょうがないです。そんなことだから周りからは(面と向かって)「カモだ」と言われたり、わざと聞こえる距離で悪口を言われたり。
もう、周りからいいように扱われることに慣れてしまい、同時に疲れきってしまいました。周囲を気遣って、それでいて自分らしく堂々と振舞うにはどうすればいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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感情は過ぎ去るが、人を傷つけたらやり直せない
たしかに、あとになって怒りが沸いてくるのも嫌なものだし、自分が情けなくなる場合もありますね。
しかし、理不尽なことがあったとき、その場でキレて暴れる人もいます。
それに比べたら、その場で怒りを出さないあなたは、ずっと良い性格です。
他人を傷つけた場合、後から絶対に後悔しますからね。
感情は必ず過ぎ去ります。
一方で、他人を傷つけてしまったら、やり直しはできません。
感情が過ぎ去ったあとに「しまった」と思うような言動は、しない方が自分のためです。
是非、「感情は過ぎ去る。心は無常である。」と思い出すように心がけてください。
質問者からのお礼
>願誉様
ご回答ありがとうございます。その場で自己主張できないことについて、以前はマイナスな感情しか持てませんでした。しかし、「感情は過ぎ去る」。本当にその通りですね。この言葉のおかげで、考えて行動することがいかに大切かを知ることができました。
ある一時的な怒りよりも、それに任せて行動してしまった後の後悔の方が大きい。このことを忘れずに、また、こんな自分にも良いところはあるはずだと誇りを持って、日々過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。