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悪い流れを変えたいのですが…

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こんにちは、よろしくお願いいたします。

最近というかここ数週間、良かれと思ってやることが裏目に出るし、何かと空回りばかりだし、間は悪いし、つくづく「ついてないなぁ」と思うことばかりです。

悪い流れを良い流れに変えるにはどのような方法がありますか?
分かりやすく教えて頂けると助かります。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

この程度の被害で済んだと受けとめる

悪いことがあっても、「この程度の被害で済んで良かった」と思えれば、怒り(嫌だ、悲しい、むかつく)はかなり軽くなるのではないでしょうか。
浄土宗では、南無阿弥陀仏の念仏をとなえている念仏者は仏様達から守護される(はずだ)と考えます。
ということは、何か悪いことが起きても、仏様のおかげでこの程度で済んだ(にちがいない)、仏様を信じてなかったらもっと酷いことになってた、と思えるのです。
悪い流れを変えるというか、悪い流れだと思う心を転換するために、南無阿弥陀仏(阿弥陀仏に私をお任せします)と念仏してみるのもよいかもしれません。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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運気を考えてみましょう

 私たちは、願っている方向へ進むのに役立つ材料が順調に集まってくると「運気がよい」と感じます。
 草取りに突然、助っ人が登場するといったケースです。
 また、思いもよらなかったよいできごとが起こると「運がよい」と感じます。
 財布を拾うといったケースです。

 その反対に、願っている方向へ進むのに役立つ材料が順調に集まらなかったり、邪魔をする材料がでてきたりすると「運気が悪い」と感じます。
 お祭なのに転記が悪くなるといったケースです。
 また、思いもよらなかった悪いできごとが起こると「運が悪い」と感じます。
 新車がぶつけられたといったケースです。

 ここで運には二種類あることがわかります。
 一つは、持っている願いが周囲に起こるできごとを分類して感じるもの。
 もう一つは、考えてもいなかったできごとにびっくりしつつ感じるもの。

 まず、願いを持っている場合に関して考えてみましょう。
 運気の流れがよい時は、自分へ厳しくする気持でやりましょう。
 そうすると、あと一歩というところでの失敗などがなくて済むはずです。
 運気の流れが悪い時は、周囲のためになる気持でやりましょう。
 そうすると結果的に、周囲から見直されたり、評価されたりしてマイナスを補ってもらえるかも知れません。

 次に、特段の願いがない時期のできごとを考えてみましょう。
 運気の流れがよい時は、有頂天にならず、謙虚な気持でやりましょう。
 そうすると、周囲からやっかまれずに何かを積み上げてゆけます。
 運気の流れの悪い時は、周囲のせいにせず、自分を省みる気持でやりましょう。
 そうすると、周囲から救いの手が伸びてくるかも知れません。

 最後に、もらった人形や撮った写真など、周囲に何か気がかりなものがある場合は神社仏閣へお祓いやお焚きあげにでかけましょう。
 そうしたモノ自体が障りになったりしているケースは稀ですが、身を慎む気持になり、仏神のご加護の場で時間を過ごすことは、心に小さな転機をもたらすかも知れません。
 また、どんな場合も、自分の一代守本尊様へ祈ることは大事です。
 困った時の神頼みでも大丈夫です。
 どうぞ合掌し、真言をお唱えください。
 よき運命転化が実現しますよう。

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悪い流れを変えるためのヒント

まりちゃん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

少し悪いことが続いてしまわれて、何とかその流れを変えられたいとのお気持ち、拝見させて頂きました。

基本的には、この世における全てのモノ・コトというものは、因縁(原因と条件)によって流れて(無常)いっております。

悪い結果が出てしまうのには、それなりの悪い因縁が色々と関係していると推測することはできますが、ただその因縁というものの内容は非常に複雑であるため、厳密に、これが原因で、これとそれが条件で・・と詳しく説明するのは大変に難しくあります。

そのため、逆に良い流れに変えるためにも、これをして、あれをしてと個別具体的に述べるのも実は難しいものとなります。

とは言うものの、流れを変えたいとして精進努力することは大切であり、良い結果へと向けてしっかりと取り組みたいものでございます。

但し、それも思い込みや自己満足、独善的に進めてしまうことほど恐いものはありません。時間や労力を無駄にしないためにも、仏教の場合では「中道」について考察し、検証しながら仏道・八正道・修行を進めていくことが大切なものとなります。

とはいえども、いきなり「中道」について考えるのも難しいことでございます。

そこで、まりちゃん様におかれましては、流れを変えられたいためのヒントとして、以下について少し考えて頂ければと存じております。

・自分さえ良ければいいというようなことでの言動になっていないかどうか
・お世話になった人・事に対して感謝して、また、恩返しになることもできているかどうか
・どこか慢心を起こして、傲慢になり油断していないかどうか
・無理して我慢していること、強いストレスや不満になっていることがないかどうか
・適度な息抜きや休息、気分転換・リフレッシュができているかどうか
・失敗したことや後悔にいつまでもくよくよして振り返ってしまっていないかどうか
・自己嫌悪に陥ってしまって抜け出せないようになってしまっていないかどうか

以上において心当たりがあれば、少し改善について意識的に取り組んで頂ければ、少しなりとも流れをより良くに変えることができていくのではないだろうかと存じております。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
神様、仏様に感謝して、日頃の行いを改めてみようと思います。

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