自利利他とはなんですか
尊敬してる人から、自分がこれからつけていく力は利他の心と言われました。
しかし、今ひとつピンときません。
何から始めれば良いのか、思いやりある言動とはなんでしょうか。
自利利他とはなんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「他人の幸せ」は「自分の幸せ」「自分の幸せ」は「他人の幸せ」
ねこやまさん、初めまして^^
端的に言うと
「自利利他」とは自らの悟りのために修行し努力することと、他の人の救済のために尽くすこと。
この二つを同時に行うこと。また自らの努力により得たものを他人にも還元する、他人の為に動くことで自分も成長し何かしらのものを得ることです。社会・組織の構成員同士が互いに助け合う相互扶助にも通づるところがあります。
「自利利他」は修行の有無、僧俗問わず、すべての人々を救う事を目的にする大乗仏教の根幹であり、他者に対する慈悲を重視し,悟りに到達しようとする宗教的実践でもあります。
この実践を専門用語で「菩薩行」と言います。日本に伝わる大半の仏教は大乗仏教でありますので、古来より日本仏教において重要視されてきました。
宗教観はさておき、現代社会でも、他人を蹴落として這い上がるとその瞬間はいいですが、いずれは同じように自分も誰かに引き摺り下ろされますし、足の引っ張り合いをして皆んなで不幸になるよりも、それぞれの長所を伸ばしつつ、できる限り助け合う方が多くの人が幸せになれると思います。
>何から始めれば良いのか、思いやりある言動とはなんでしょうか。
思いやりのある行動とは一口で言うのは難しいですね。他人のためとは言っても、相手にとって良かれと思ってやっても本当に相手の為になるのかわからないことも多々あるのも現実。
利他の実践とは言うものの、実際に他人を救う、困ってる人を助けるのも専門的なスキルが必要になる場面も多々あり、ハードルが高いなぁと思われるかもしれません。
ですが、難しく考える必要はありません。色々ありますが、まずはこの3つから
・他人の幸せを祈ったり、他人の成功を称賛する。
・他者をねぎらい、些細なことでも感謝の言葉を口にする。
・なるべく笑顔でニコニコして過ごす。
これで十分。利他は行えます。
そして徐々にあなたなりの利他行を実践してください。
「他人の幸せ」は「自分の幸せ」「自分の幸せ」は「他人の幸せ」
さすれば自利利他の真髄「自利とは利他をいふ」「利他を以って自利と為す」に到れるかと思います。
合掌(^人^)
自利利他とは
拝
自利利他とは
己の悟りのために精進する事と
他人への悟りへの道の手助けをする事(人の事を思った行い)
どちらも深い悟りに至るに欠かせない行です
思いやりは相手を深く理解しようとする気持ちが大事ですね
まずはとにかく人の話を聞く事です
合掌
利益を上げることがそのままお客さんに喜んでもらえるように。
はじめまして。亀山純史と申します。
「自利」と「利他」について、商売を例にお話をしたいと思います。商売においては、商品があり、その商品を売る人がいて、そしてその商品を買うお客さんがいます。そのとき、その商品を売る人において、いかにして利益を上げるかを考えることが「自利」、どうしたらお客さんに喜んでもらえるかを考えるのが「利他」、と言えるのではないでしょうか。そして仏教では「自利即利他」を目指します。つまり、商品を売る人の「利益を上げること(自利)」がそのまま「お客さんに喜んでもらえること(利他)」であることが大切なのです。もしも、利益だけを追求し、お客さんにとってどうあることが望ましいのかを考えなければ、お客さんにとって満足がいく商売はできないでしょう。一方、お客さんにとっての満足度だけを気にしていると、本来の商売が出来なくなるでしょう。
以上が私からの回答です。ご自分の在り方に当てはめてみていただければ幸いです。
質問者からのお礼
はじめまして!
丸山さま、沙門さま、亀山さま、お答え頂き嬉しいです。ありがとうございます。
他人のためになるかどうか?を考え発言、行動することとは難しいですね。。
自分がやってこなかったことなんだと考えております。
自分もハッピー、他人もハッピーなこと。
なかなかスッとは思いつきません(^^;;
・他人の幸せを祈ったり、他人の成功を称賛する。
・他者をねぎらい、些細なことでも感謝の言葉を口にする。
・なるべく笑顔でニコニコして過ごす。
とにかく人の話を聞く
ここから意識してやっていってみます!
ありがとうございます!