夫に外見を否定されている気がします。
夫は絵を描くのが好きで、書籍を集めたり美術館を巡ったり、普段から関心を持って生活しています。
人物に対しても「この人の横顔は素晴らしい」「左右対称が美の条件」だとかテレビを観ながら言うことがあります。
これまでは情景を描いてきたのですが、年々趣向が変わって女性を描き始めました。知り合いに頼んでモデルになってもらい、丹念な筆のタッチで完成させた作品が続いています。
先日、夫の作品を観に来た方が「これは奥さんなのですね。」と言い
ました。私とは全く似ていないのに、そう言われてしまった夫は面食らって、「妻は(モデルになるのは)さすがに無理かな」と答えました。
その場にいた私は恥ずかしくてとても嫌な気持ちになりました。
私はどうにも、夫に描いてもらえない自分が残念で仕方ないのです。
そしてさらに、そのモデルの女性と2人で会ったり、何枚も写真を撮って保存してあるのです。
私は夫の前だと自分の外見が気になり、夫を直視できません。目線をそらし、自分の顔が夫の視界に入らないようにうつむいたりしています。
このままだと2人で外出も難しく、お互い遠ざけるような生活になりそうです。
どんな風に夫の趣味に対する理解を示し、どんな風に自分の外見をとらえていったらいいのか、アドバイスをお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
和顔愛語
人は必ず年を取りますから、顔も年相応になっていきますよ。仕方のないことです。
ご主人の顔も昔よりだいぶん変わったのではないですか?昔の写真と比べてみてください。
そんな中でも、やはり笑顔というのは人を安心させる効果があると思います。
また、言葉遣いが穏やかで優しいなら、やはり周りの人も和やかになりますよね。
これを和顔愛語といいます。
どうか和顔愛語を保って、夫婦関係を維持してくれたらと思います。
もし、「妻はモデルにならないな」なんて言ってたら、「私をきれいに描けたら本物の画家として認めてあげるわ」と笑顔で返してあげましょう。
質問者からのお礼
早々のご回答、ありがとうございました。
特に最後の二行を読んで心が晴れ渡る気がしました。
絶妙なタイミングでこのセリフがさらっと出るように、練習しておこうと思います。
夫は制作に夢中です。私が傷ついていることなんて気にせずに美を追究し続けています。
数年前、夫の父親が病気になった時、似顔絵を贈っておりました。なので私が病気になったら描いてくれるのかなあと思っています。
私の長年の悩みを読んでくださってありがとうございました。