取説
人間関係難しいです。色んな人がいます。1人1人の取扱説明書がほしいです。職場の中で嫌な思いをしている人がいることを知りました。つらいです。私がいたらだめなんだと思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
無ければ作るのもいい
いろんな人がいますよね。
十人十色です。
一人一人の事を手帳に書いてみてはどうでしょうか。
ただし、うっかり他人に見られても大丈夫なように、悪口は書いてはいけませんよ。
オリジナルの取説を作るのもいいと思いますよ。
あなたの人生の主人公は?
昔の禅僧、瑞巌和尚は朝起きて顔を洗うときに、鏡に映った自分の顔に向かって
「おい主人公!目を覚ましてるか?」「ハイ!」
「人にダマされるなよ!」「ハイ!」
というやりとりを独りでやっていたそうです。
私たちは、本当の自分というものをとかく見失いがちです。
とくに今日、私たちをとりまく環境からくる刺戟はたいへんなもので、外のものに目を奪われている間に、自己を喪失しやすくなっています。
そこで、いつも主体的な自分というものを、はっきりと自覚していなければなりません。
だから瑞巌和尚は「おい、主人公、目を覚ましているか」とみずからを覚醒させていたのです。
人は、みんなそれぞれ自分の価値観、考え方を持っていますし、感じ方もそれぞれ。
ウマが合う人もいれば、どんなにがんばっても会わない人も、必ずと言っていいほどいます。
なので、すべての人とうまく付き合って行くということは、まず無理な話なのです。
大切なのは、あなた自身がしっかりと自分の主体性を見失うことなく在ること。
他人に合わせ、周囲の声に合わせ、空気感に神経をとがらせながら生活するのは、主人公を見失うことにつながります。
周りに振り回されることもなく、取り繕うこともなく、堂々と生きればいい。
自分が執着しているものの奴隷に成り下がっては、人生を棒に振りますよ。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
無ければ作ればいいという考え方が新鮮でした。自分の芯はないので息をしていいか不安です。
お返事ありがとうございます。