学校で禁止されている事を守ると孤立してしまう問題
私は、中学生の母親です。
子供の通う中学校では行事後に子供だけで打ち上げを禁止しております。行事の前に必ず先生より「打ち上げをしないように」という注意も受けますが、必ず誰かしらが発起人となり行われます。
我が家は女児という事もあり許可しておりませんが、誘いがかかるため事前にどこで行われるかという情報を得て担任の先生にそういう話があるという連絡を数日前に入れました。
私としては事前にお伝えしておけば再度注意をして頂き打ち上げ自体が中止されるのではないかと考えての事でしたが、注意はして頂けませんでした。
結果、当日はクラスで2人以外すべての生徒が参加という事になり 決まりを守った子が翌日、話しに入れず悲しい思いをしております。
子供同士で誘いに乗らないと空気が読めない、ノリが悪いという事で特別参加したくなくとも行かないといけないような空気があるとの事と、実行したところで先生に罰を与えられるわけではないから全校生徒が行うようになったという理由でした。
実際、当日行きの道で先生に会って「どこにいく?」と聞かれ「打ち上げ」と答えた生徒がいたらしいのですが「気を付けていけよ」と言われたそうです。
翌日、私の子供は悲しい顔で「みんな参加したんだって・・・」と言い私もとても辛い気持ちになりました。
そこで先生に電話を入れ今回の件を伝えましたが「学校では禁止と伝えているし外部で起きた問題は罰則を与える事も出来ない。打ち上げをやめろと言えば苦情を言ってくる親もいる。参加しないで事件などから子供の身を守るか、参加させて仲間はずれにならない事を選ぶかは親の判断」と言われ先生も大変なことはわかりましたが、せめて「高校の推薦はもらえなくても文句言うな」くらいの脅し文句を言ってもらえたら数人は参加せず私の子供が孤立することもないのではないかと思うと悔しくてなりません。
その後、子供には「やっぱりママは何か事件に巻き込まれる危険を冒してまで、打ち上げに参加させてあげられない。保護者同伴の会なら行かせてあげられるけど」と謝りました。
子供も小さく頷いてはくれましたが、私の教育方針のせいで辛い思いをさせてる事が辛いです。
せめて全員が参加というような事がないようになってもらいたいのですが、何かいい考えはないでしょうか?
ご回答よろしくお願い致します。
平穏を乱す物事
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あのときは、あれが最善の選択と判断したのだ!
たとえば、あくまで例えばですが、背後から津波が追いかけてきているときに、赤信号を渡ると違反だからと、車も来ていない交差点でゆっくり待つでしょうか?
今回の状況を総合的に考えた場合、何かあったら親と本人の責任ということでよく気をつけていれば、学校としては絶対禁止ではない、と思えます。
社会に出れば、黒か白かのあいまいなグレーな部分をうまく利用することも必要です。
学校は、何かあれば自己責任というのでしょう?
それは、打ち上げに行かなかった場合のデメリットもまた自己責任ということです。
人間は、どうせできることしかできないんだから、できることをすれば善いのです。
打ち上げに行くか行かないか、その時にはその時なりの情報の中で考えた上で判断されたのです。
後になって後悔したり愚痴ったり他人のせいにしても無駄なことです。
あのときはあれが最善の選択だと話し合ったのだ、だから後から文句は言わずに明るく今後の参考にしよう、と娘さんに伝えてあげてください。
「人生にいいとこ取りはない」と勉強になりましたね。
火災保険に入ってたのに火事がなかったら損でしょうか?安心を買えたのだから良かったのです。
高校生ならまだしも、中学生ということなら、親の判断に従うのは仕方ないでしょう。
親のいいつけを守った娘さんは最良の選択をしたりっぱな判断でした。
ということは、あとは親の責任です。
娘さんには、「ママの判断のせいですまない結果になった、ママのせいでごめんね、でもあなたを守るために最良だと判断したのよ」
と、謝ってあげてください。
サッカー選手がその瞬間にシュートを撃つかどうか、結果は、アンラッキーな失敗でも、選手の責任です。
うまくいかなかったときに他人のせいにするような親の姿ではなく、素直に謝る、しかし子供のためを考えてくれている親の姿を見せてあげてください。
学校や同級生を悪者にする考え方はやめましょう。子供にとっては学校も同級生も大切な存在です。大切な学校や同級生を悪く言う親は、子供にとっては嫌なものですし。
質問者からのお礼
願誉浄史 様
お言葉ありがとうございました。
私はまだまだ未熟なようで悶々としておりますが、今考え直してもやはり、あれが私共にとっては最良の策だという考えは変わりませんでした。
きっと、この先も同じ問題で悶々とするのだろうと思います。ただ、願誉浄史 様がお話しされたように社会に出ればグレーな部分が大半をしめていると感じます。そう考えるとこの先もやはり己に恥じない生き方を子供に伝えていきたいと思います。真面目に生きるのは損だなと、未熟な私は思ってしまう事も多々ありますが、いい加減な行動をとりそういう人間なのだと思われることの方が辛いと感じるので子供には私の信じるままの教育をしていこうと思います。
お忙しい中、貴重なご意見ほんとうにありがとうございました。