「土葬」の時代の、お骨について
いつも有難うございます。
お墓のことで質問させて頂きます。
今は「火葬」の時代ですが、私が幼少の頃は「土葬」でした。
私の生家は、旧家で、お墓が、お寺の中にあるのではなく、
田園の中にポツンとあります。
「火葬」の時代となり、父が、同じ場所にカロウトのある、
お墓に建て直しました。
そして、父は、御坊様に聞いて、土葬時代の御先祖様のお骨は、
あえて掘り起こさなくても良いと言われたので、そのままです。
(あまり言葉にしたくないのですが、御先祖様のお骨を足で踏んでしまっていることにもなります)
そこで、
大昔から、お寺の中に、お墓を所有している人達も、昔は「土葬」だったはずだから、お骨を掘り起こして一つの壺に収めたりしているのでしょうか?
それとも、御先祖様の眠っている土の上に、そのまま墓石を立てているのでしょうか?
代々続いている家だと、かなりの数の遺骨が土の中にあるはずだと思うのですが、どのようにされているのでしょうか?
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土に還っていると思います
こんにちは。
私の寺では40年ほど前、墓地の一部が区画整理にかかり、墓地の移転をしたことがあるそうです。その時は、数十センチ掘り(土葬は手作業のためそんな深く掘られていないのです)、出てきたお骨をひとつの甕に納めたようです。しかしほとんど溶けてしまっていて、そんなにたくさんにはならなかったようです。
最近、旧いお墓を整理しましたが、その時にはお骨は出てきませんでした。
土葬から火葬が一般的になったのは、今から40年ほど前です。土葬して少なくとも40年は経っているはずです。多分ご先祖さまのお骨はすでに溶け土に還っていると思います。(科学的な話になってしまいますが)あなたのお住まいの地域は関東ローム層で酸性の土壌であることや、田園に墓地があるとのことで、微生物もたくさんいそうですので、分解も早かったと想像します。多分掘っても何も出てこないと思います。お寺のお坊様も過去の経験から、掘っても何も出てこないことをご存じでいたのでしょう。何も出てこないと不安になるものですから、お坊様も「あえて掘り起こさなくても良い」とアドバイスをしたのではないでしょうか。
また、土葬の墓地の上にカロートを建てたとの事ですが、全く基礎を打たずに、ポンと乗っけたとも考えにくいです。ある程度掘ってあるはずで、その時に出てこなければやはり土に還ったと考えるのが穏当でしょう。お骨を踏んでしまっているという心配もありません。安心して歩いてください(笑)
質問者からのお礼
光禪さま
有難うございました。
生家の御先祖様に限らず、
人間の祖先を原始時代から考えてみれば、
今、自分が住んでいる家の下でも原始時代の人間が死んでいたかも知れないのですものね。