加害者が許せません
先月、祖母が交通事故に遭い亡くなりました。
相手のよそ見運転が原因でした。
加害者は中年の女性です。
この加害者の態度許せません。
祖母は、病院へ運ばれ1ヶ月ほど治療をしていたのですが、1度も加害者は来ませんでした。来たのは保険屋だけでした。
告別式には来たのですが、私が加害者に対し、「ブレーキ痕がなかったと警察に聞きました」と聞いたら、
加害者が、「私だってひきたくてひいたんじゃない!」と逆ギレをし、ふてくされて帰って行きました。
それ以降、一度も家に線香をあげに来ず、後は保険屋に全て任せるといった具合です。
祖母は事故にあわなければ、今でも元気に暮らしていたのに、どうしてこんなやつにひかれてしまったのか、悔しさと辛さで心が苦しいです。
加害者が許せません。
どうにかして相手にも同じ目に遭わせることができないかとそればかり考えてしまいます。
この気持ちをどうすればよいのでしょうか。
恨み怨みはいけないことだとわかっています。
それでも無意識に込み上げてきて、相手に復讐したいと思ってしまいます。
とても苦しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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復讐は自分がもっと幸せになること。
里加さん、こんにちは。
祖母が交通事故で不幸に会われたとのこと。お悔やみ申し上げます。
さて加害者の態度は腹立つことですね。謝罪の表明になっていない。怒って当然です。
たぶん加害者の対応をしている保険会社が示談の危惧を感じて謝罪に行かせていない指導をしているのだと思います。刑事ではたぶん執行猶予での謹慎。そして民事での示談は被害者である里加さんの方にあるのですから、里加さん側が示談がなければ、どんどん賠償は重くなっていくでしょう。それが加害者に対する罰のはずです。
一番の復讐は相手を痛めることではありません。考えてみてください。そのような心を持った加害者がこれから幸せな道を歩むと思いますか。何もしなくとも必ず不幸な道を歩むのです。相手のことは神仏にまかせて、実は大切なのは里加さんの対応です。あなたに否がないのにこの事故であなたが不幸になったら話しになりません。一番の相手を打ちのめす方法は、あなたが幸せになることなのです。
もちろん加害者のような生き方はしてませんよね。たとえば携帯をしながら運転をするとか、交通ルールを守っていないとか。事故はちょっとぐらいがいいだろうーという気持ちで起こってしまいます。自分も加害者と同じようになるとは限りません。私は交通安全での携帯電話アドバイザーもしていましたが、講演会でいくとほとんどの大人が携帯電話をしながら運転をしていました。自分は事故をしないと思っているのです。たとえ一秒でもそこに子どもが飛び出してきたら・・・・。人生は加害者と同じ終わりなのです。
加害者の姿を反面教師にして、自分の生き方を見直しましょう。あなたが幸せになることが天国に行かれた祖母の一番の心配、願いなのですから。合掌
恨み心では解決しません。
里加さんの心中お察し申し上げます。
又、おばあさまのご冥福をお祈り申し上げます。
私も同じような立場でしたら、やはり許せないと思います。
さて、今、里加さんは加害者の女性をどのようにしたいのでしょうか。
>加害者が許せません。
どうにかして相手にも同じ目に遭わせることができないかとそればかり考えてしまいます。
この心情も分かりますが、本当にそれで気が済みますか。
それで解決でき、おばあさまも喜んでくださるのでしょうか。
そして、だれが同じ目に遭わせるのでしょうか。
もし、仮に誰かがそうしたら、又、里加さんと同じような人が現れますよね。
加害者の女性を許せとは言いませんが、あまりにも必要以上に意識すればするほど、里加さんが苦しくなってきます。加害者の女性は、法律に則り裁かれるでしょう。そして保険会社がそれなりの保証をしてくるでしょう。これらすべては里加さんが関わることではありません。
それよりも、おばあさまとの共に過ごした良き思い出に意識し、ご供養なされたらいかかでしょうか。加害者のことを思い出したら、おばあさまとの日々を思い出す。決して、恨んだりしないことです。恨み心では、永遠に苦しみから抜け出せません。
加害者は、自分の招いた原因と結果が待っています。ゆえに、その法則に任せましょう。