自分に自信が持てない
現在、看護師1年目として働いています。
看護師なので、採血、注射など実技は必須です。
4月から働き始めて、何度も技術は経験はしていますが、自信が持てずにいます。
また看護についても、患者さんのことを自分なりに一生懸命、考えて関わっているつもりですが、これで良かったのだろうか、自分があんな関わりをしたから落ち着かなくなったのだろうか、と不安になります。
職場の先輩方は優しく、「頑張ってるね」や「努力家だね」と言ってくださり、できない自分を責めることはないです。
いろいろ教えてくださってるのに、どうして自分はできないのか、成長しないのか、と思う日々です。
新人で知識不足なのは絶対なので、
技術については自分で手順表を作ったり、先輩にコツを聞いたり、
看護面については先輩の経験も聞いたり、自分の休み、自費で県外にまで勉強会に参加したり、
思い付く限り、努力はしているつもりです。
先輩方は「頑張りすぎて倒れないようにね」と声をかけてくれ、本当に有り難いです。
しかし新人、ましてや何もできない自分が頑張るのは当たり前のことだと思っています。
でも、もう、どのように頑張っていいのか分からず、また周囲の優しさに甘えている自分に嫌気がさして、涙が出てきます。
働き始めてから、このような不安があり、9ヵ月経った今も消えずにいます。
今までは指導係と一緒でしたが、来年からは指導係から卒業し、本当に独り立ちします。
それなのに、こんな自分で良いのだろうか、一緒に働く人は嫌じゃないだろうか、そんなことを考えてます。
不安になったとき、お坊様方はどのようにされているのが教えてくださったら幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
周囲を信じるのも自信のうち
おはようございます。
ご質問、拝読いたしました。
看護師は、心身ともにハードなお仕事ですよね…!おつかれさまです。医療機関で働く皆さまには、本当に頭が下がります。
さて、自分をサポートしてくれる周囲の人たちや環境を信じ、受け入れ、感謝すること。
それもまた「自信のカタチ」のひとつである、とわたしは思っています。
看護師は人の命を預かる大切なお仕事です。
ですから、ひとり立ちするとはいえ、あなたが気づいていないところで、色んな方が、患者さんやあなたのことを気にかけているでしょうし、いざというときにはフォローできる体制が整っているのではないかと思います。
ちょっと、深呼吸をして周りの様子に目を向けてみませんか?
経験のある先輩や仲間と一緒に、きちんとしたチーム体制の中で働いている、ということ。
これって、実はとてもありがたくて心強いことなのかもしれません。
周囲に甘えていると自分を責めるのではなく、支えてくれる人たちの厚意を受け入れ、感謝の気持ちを示す。
そんな捉え方をしてみてはいかがでしょうか?
最初から完璧に出来る人間なんていません。
だからこそ、一生懸命やることはもちろん大切なのですが、周囲を観察してペース配分することも同じくらい大切です。
お仕事は、長距離走のようなもので、あまり最初から飛ばしすぎると、途中でエネルギー切れしてしまいます。
焦らず、背伸びせず、目の前の仕事に誠実に取り組む。
困ったらひとりで抱え込まずに、周囲に相談する。
そのために普段から、周囲とのコミュニケーションをとっておく。(報・連・相)
これが、新人としての「責任ある仕事の仕方」であり、現時点でいちばんの「周囲の人たちへの恩返し」だと思います。
ひとまずはこんな感じの働き方を心掛けてみてはどうでしょうか?
それ以上のことは、もう少し経験を積んでから考えても良いのではないかと思います。
「誰かを信頼すること」を学ぶのは、「誰かに信頼されること」を学ぶということ。やがてそれは「自分自身を信頼する力」すなわち自信へとつながっていくのではないでしょうか?
以上、参考になれば、幸いです。
応援していますー!
合掌
質問者からのお礼
周囲の人たちを信じて、感謝することが「自信のカタチのひとつ」
全然そのような考え方、思いつきませんでした。
「早くできるようにならなきゃ、迷惑をかけたらダメ」ただその一心で、
また、今のように自信のないことや、できない自分を相談すれば、きっと優しい先輩方は「そんなことないよ」と言ってくれるはずで、
それを分かったうえで相談するのって良いのかな、それも甘えなんだろうな、ずるいなぁ自分、と悶々としていました。
すぐに全てを払拭はできませんが、
自分を責めて身動きが取れない状態ではなく、周囲に感謝して自分のペースで動けられるように、少しずつでも変わっていきたいと思います。
ご回答ありがとうございました。