hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

死ぬまで続く人間関係に、生きる気力が沸きません

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

これから定年か、定年を迎えてもそれ以上仕事をして、人と関わらなくてはいけないという気持ちが絶望的に思え、月曜の朝は起きた瞬間気持ちふさぎます。

職場の人間関係にこれから死ぬまで身を置く事実に目の前が暗くなります。
もともと動きが鈍くて特技も一つもないためどの職場でも先輩には嫌われ、「本当マイペースだよね」「まわりにもっと気を配らないとだめだよ」などいわれます。
てきぱき動こうとすると、あせって失敗してつまづいてばかりです。

学生の頃から根暗の自意識過剰で友達も、ほぼいませんでした。
今世間でも話題になっている発達障害なのかもしれません。
でも生きてる限りはお金がないと生活できなくて、お金を手に入れるには、働いて会社の望む人間にならなくてはいけません。
これが、あと5年10年の辛抱と期間がわかってるなら頑張れますが、死ぬまで「にぶい」「仕事できない」と言われながら仕事するのは、終わらない悪夢のようで、人生に希望を持てないのです。

どうしたら現実を受け止めて今現在を一生懸命生きる気持ちになれるのでしょう。
前を向きたくても、前を向いた先が真っ暗闇にしか見えないのです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

前は向かなくていい

前を向こうとするとまだ来ぬ未来を想像しちゃうのでしょう。
前なんか向かなくていいじゃん^_^
今しかないんだから。本当に事実って今しかないんだから。

人の心の中を探る必要もなく、考え思いは置いといて、相手にしません。本当に五感で今に触れて生きるのです。
五感とは目👁、耳👂、鼻👃舌👅身💪です。そこを窓口に触れたまんまに生きるのです。目を開ければ触れたものと繋がり一体となる。そこに自分なんてない。

そうやって地に足つけて自分の様子に目を向けるのです。聞こえた声は、声だが音だかなんて考えることもなく、入ってくる。意味なんて考えなくていいのです。
その通りにしておけばどんな悪口も消えます。
そうして救われっぱなしでいるのです。

{{count}}
有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お答えいただきありがとうございます。
昔に比べると自分中心な感情のまま流されていることは、ほんとうに自分が求めることではない、と考えが変わってきました。

仕事は効率主義と協調性をもとめられます。
幼少からその両方を否定されていた私は、それがこれから死ぬまで続くと思ってしまうのです。

本当は手放しで、何からでもいいから救われたいのです。
有って無い自分とはどんなものなのか。
心では理解しようと思うのですが、体の反応がついていかず、つまづいてばかりです。
でも話を聞いていただくだけで、だいぶ楽になりました。
ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ