30代で癌になりましたが、安らかな心で居たいです
はじめまして。
30代前半の主婦です。
癌になりました。
現在入院中です。
もともと精神的に不安定で、癌になる前は強迫性障害の中でも疾病恐怖があり、自分が重大な病気だったらどうしよう、この頭痛は脳がおかしいのか、胃が痛いのは癌だろうか、と頻繁に病院にかかっていました。
今なった癌も頻回に検査していたのですが、見つかった時にはかなり大がかりな手術をしなければならなくなっておりました。
今ちょうど術後1週間です。
手術でとった物を病理検査し、悪ければ抗がん剤やら放射線やらと治療を進めるそうです。
兎に角、恐ろしいです。
どのようなことがこの先に待っているのか。
子供もまだ小さいです。
平穏な毎日に早く帰りたい。
もしかしたら帰れないかもしれない。
このまま術後の後遺症と付き合いながら、再発と転移に怯えて生きていくなんて、私は心が弱いので、めげそうになります。
死ぬのが怖いというよりも、数々の恐怖を乗り越えなければならないのが恐ろしいです。
心の持ち方を、お教え下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人ではない
はじめまして。おはようございます。
手術大変お疲れ様でございました。よく乗り越えられましたね。
ご相談を拝読して、なんとお声がけしてよいか、私には上手く言葉が出てきませんでした。私などの言葉では間に合わないような気がして…。
すでにお読みかもしれませんが、小林麻央さんのブログはご存知ですか?
http://ameblo.jp/maokobayashi0721/entry-12204684704.html
私は今の彼女だから出てくるあろう言葉がとても印象的で、その言葉に救われる人がたくさんいるだろうなと感じています。
「私は、
たとえ会ったことのない人でも
一人ではないと思えるとき
とても救われます。」(ブログ本文より抜粋)
ここでは抗がん剤治療を通して彼女は同じくガンとたたかう方々と出会っています。「一人ではない」と実感しています。
私は浄土真宗の僧侶ですが、実は「お念仏」もそうなのです。お念仏で救われてきた人々、お念仏し感謝してきた人々、わけもわからずお念仏してきた人々、みんな仏様から願われています。
「ナンマンダブツ」「南無阿弥陀仏」とお念仏するところに、
会ったこともない世界中の人々と、
もう亡くなってしまった人々と、
これから生まれてくる人々と、
つながっていく世界があります。
お念仏は孤独を超えるのです。
かたつむり様が数々の恐怖を、支えてくれる人、会ったことがなくても同じように戦っている人、それぞれの境遇をひたむきに生きている人、そんなみなと共に乗り越えていけることを願うばかりです。
力不足で申し訳ありません。
ただ、「一人ではないですよ」とお伝えしたいなと感じました。またいつでもお話しお聞かせください。
質問者からのお礼
有り難うございます。
見も知らない私に「一人ではない」と言っていただけて、本当に嬉しい限りです。
小林麻央さんのブログは、癌だと診断されて初めに見ました。癌の部位は違えど、年齢も、子供の歳も、実は同じで、他人事だとは思えませんでした。小林麻央さんも、また、恐怖と戦っているのかと思うと、確かに不思議と勇気がわいてきます。
私はあんな風には強くはなれませんが、強くなれないからこそ、たくさんの方に支えられていることを忘れずに生きていかねばならないのですね。