精神障害と仏教について
私は、統合失調症という病気です。
夏頃に私の病気の説明会に行ったのですが、その時お医者さんが、「統合失調症は脳の病気です。」とおっしゃっていました。
そして、疑問に思ったのが統合失調症の人が坐禅や瞑想をしてもいいのか?ということです。
心の病気の方は坐禅や瞑想で良くなったという話がありますが、脳の病気の場合はどうなのでしょうか?
また、仏教書を読む時の注意点などがあれば教えて欲しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
科学的に言えば心は脳にあるということです
こんばんは。
「心」はどこにあるでしょう?
心臓かな?意識に反応して早くなったりゆっくりになったりするものね。でも残念ながら心臓には体中に血液を送るポンプの役割しかなく、ものを考えたり、感情の指令を出すような機能はありません。
科学的に言えば、私たちの感情は脳が司っているといえます。つまり心も脳にあるのです。
お医者さんが「統合失調症は脳の病気です」とおっしゃったのはそういう事だと思います。私は専門家でないので詳しくはわかりませんが、統合失調症を含む「心の病気」といわれる病は、脳内物質の分泌が多すぎたり少なすぎたりする事で起こるようなのです。
曹洞宗の開祖道元禅師は、仏道を学ぶ人は、「あとで」と思ってはいけない、とおっしゃっています。思いついたら、すぐ学びなさい、と。ですからあなたも「病気が治ってから」などと思わず、今すぐにでも学びはじめましょう。
坐禅や仏教を学ぶ時の注意点は「ひとりよがりにならない」事です。できれば坐禅会などに参加し、お坊さんの指導を受けながら進めるのが良いと思いますよ。
客観的に捉えること
拝読させて頂きました。なるほど、疑問に思われるでしょうね。
仏教を学ぶことは我が身に向き合うことですから時には大変混乱を生じることにもなるかもしれません。
できるならば自分の心を置いといて、ちょっとほっといてくださいね。
出来るだけ仏教用語やお経についても自分はさておいて客観的に読んでみて頂くことも必要かと思います。
埋没してしまって盲目的になると本当の真実を見誤る場合もありますからね。
冷静に客観的に捉えることは自分の中でも大切なことを整理して考えることにもつながりますからね。
あわてずに心穏やかに仏教書をお経を読んでみてくださいね。
なんどもなんども読んでみる中であなたは様々な気づきが訪れますでしょうからね。
あなたがこれから仏教との出会いによってお健やかにご成長なさっていかれます様にと心から神仏にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
kousyo Kuuyo Azuma様
回答頂いた事を心に置いて読んでみます。
ありがとうございました。
光禪様
坐禅や瞑想を1人でやっていたので、長続きしなかったのかもしれません。
お坊さんの指導は素人には必要ですよね。
今は仏教書や説法を聴いて勉強しています。
坐禅をまたやってみたいなと思ったら指導者さんを探してみますね。
ご回答ありがとうございました。