お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「昔の物差し」と「今の物差し」
清香さん、こんばんわ。
宿曜経を読み、宿曜占星術について少しばかりの心得がある私の立場から回答させていただきます。
おそらく、あなたは「釈尊は教団に呪術、呪や占いを持ち込むのを禁止された……」なのになぜ?という疑問をお持ちなのでしょう。
仏教に興味を持ち少し勉強された方が多くもたれる疑問かと思います。
確かに、釈尊は教団に呪術、呪や占いを持ち込むのを禁止されました。
理由はよく知られる通り、それらに気を取られているようでは修行がおろそかになり、場合によっては仏教からどんどん遠のいてしまうからです。
また、釈尊は目に見えない存在について「無記」という立場を取られました。
詳しく言えば否定されたわけではありません。否定も肯定もされず語られることはありませんでした。
が、実際には釈尊や釈尊十大弟子や歴代の高僧には神通力や法力、目に見えない摩訶不思議な力を持っていたというような話が仏典や伝説や歴史書で伝わっております。
とはいえ、それについて積極的に語ると執着を起こし、修行がおろそかになり、人々を惑わし、同じように仏教の本質から遠のくので「無記」がスタンダードです。
そのような教えがありながらなぜ、宿曜経というものがあるのか?
占星術と聞くと今の現代人は星占いを連想しますが、昔の人にとっては天体の動き、星の動きが自然の動きであり、現代的な言葉に直すと「自然科学」「天気予報」「暦とカレンダー」のような扱いでした。
一方で骨を焼きその焦げ目で占うような、今でいう雑誌の片隅の占いコーナーやネットで検索すれば湧き出る根拠も何もないような占いも昔からありました。
それらは似て全く異なるものなのです。
ですので、宿曜経を今の物差しで測れば「占い」かもしれませんが昔ながらの物差しで測れば「昔ながらの科学」「生活の知恵」だったのです。
これは呪や呪術に関しても同じことが言えます。
ご存知かどうかはわかりませんが、昔は一人前の正式な僧侶となるためには仏教の勉強やお経や作法の勉強はもちろん、医学や科学、化学、文学の勉強も必要でした。人々を救う為、また嗜み、教養として必要でありました。
その過程で師匠から弟子へと受け継がれてきたのが本来の宿曜経における占星術です。
字数の関係で書ききれず説明不足の点も否めませんが、参考になれば幸いです。
合掌(^人^)
仏教では…というか…
密教ですよね。私はよそのQ&Aサイトで名前を聞いたことがある程度の認識です。占星術に関するものだということはこのご質問で知りました。密教内でもマイナーなものなのか、メジャーなのかは存じません。
『お詫び』
投稿した文章は仏典・論書・祖録等を引用して予め法理を明示しなかった為に、回答内容が仏教とは異なった通俗的な価値観に比重を置いたアドバイスになっておりました。
この回答が仏教を学ばれる方々の妨げとなる可能性がありましたので、まことに勝手ながら回答を全て削除させていただきました。
代わりにここでは、仏教の概要を少し紹介させて頂きたいと思います。
『仏道』
仏教の門戸とその修行法は多種多様でありますが、その道のりの先にあるのは解脱です。
大乗仏教では、菩提心がその人に現れる時から仏道は始まり、数多の転生を繰り返し、数多の大師や仏菩薩と出逢いながら、久遠の修行の時を経て、その人の全てが捧げ尽くされ、そこで菩提心が開示されます。
道の始まりから人は、菩提心に導かれ解脱へ辿り着きますが、そこで悟るものも菩提心です。
道の初め、自らの苦しみからの解放を求める切なる純粋欲求であった個人的な菩提心はやがて、すべての存在を救いたいという祈りに裏打ちされた不屈の意志と信心をその人に刻み付け、非個人的な菩提心が解放されます。
そのような菩提心と與に道を歩む人を菩薩と呼びますが、菩薩の意志や信心、原動力の源が解脱の時に悟ることになる菩提心です。
菩薩が歩む大道の上には、見道や解脱、その先に続く仏としての完全な成就の因となる多種多様な修行が立ち現れます。
日本仏教という道もこの大道を源としているので、全ての道はそこへ還りつくようになっています。
その人の道はその人にとっての真性の師である覚者との邂逅や、久遠の時を與にしながら道を歩んだ法友との再会によって開かれ導かれていく歩みであると伝わっております。
どうか清香様の出逢いとその歩みの上に障碍がありませんように。
願以此功徳
普及於一切
我等與衆生
皆共成仏道
合掌
質問者からのお礼
大慈さん
ありがとうございました。
妙香さん
なるほど!分かりやすかったです。ありがとうございました。
沙門さん
なるほど。それは初耳でした!ありがとうございました。



可否が時期によります
先ずはご相談ください