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恋人の自殺

回答数回答 1
有り難し有り難し 21

順番を間違ってしまったのは承知の上です。
離婚予定ではありますが、結婚している身でお付き合いをしている人がいました。
職場の方ですが、その人は借金等の理由で離婚歴があり、養育費を払っていました。
その人が離婚して落ち込んでいた時に慰めたりしている内にお互い…と言う様な在り来たりな始まりです。

最初は良くある浮かれた2人であったと思います。
でも時間が経つ内に小さい嘘が見えたり、嫉妬を重く感じたりと、私の方から熱が冷めていってしまったと思います。
そうすると毎日当たり前の様に会おうと言う相手が面倒に感じてしまったり、メールの返信等も相手が冷たく感じてしまう様な対応になっていってしまいました。
趣味もない人で会っても職場での出来事位しか話題も無く、それでも会いたいと言われる事が重荷で家事等の理由で断る日も増えていきました。
そうすると相手から気持ちが見えないと責められたり、離れるなら死ぬと脅されたり…私自身の行き場が、選択肢が無くなっていきました。

そしてこの様な状態が続き相手のうつ病が再発してしまいました。
そうなると、前にも増して死ぬと言われる事が多くなり、さすがに専門の医療機関に行くように言いました。
病院に行ってくれたのは良かったのですが、今度は病院で貰った安定剤を乱用し始めたり…と心配な日が続きました。
そして最期の日です。相手は仕事中から沢山の安定剤を飲み、周りの人にも心配をされ、午後から休みを取る様にと上司からも申し渡されてました。
午後から私が仕事中の間もずっと死ぬとメールがあったり、そのメールを返せずにいたら外線を掛けてきてメールを見て返してと言ってきたり、何度も携帯に着信があったりで、上司からも反応しない様にと言われました。
勤務後もその状態は変わらず安定剤で朦朧とした状態で家まで来られました。恐怖しかなく居留守を使いました。
その後からのメールが自殺の実況の様になり最後のさようならからピタリと止みました。
翌朝、相手の家族から行方不明になってると言われ、職場の人間総出で探しました。
警察で見て貰ったGPSで大体の見当をつけて行こうとした所、身内の方から遺体が見付かったと連絡がありました。

あの時居留守を使わなければとか、メールを返していればとか後悔の気持ちが治まらずもうすぐ三七日ですが辛いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お辛いですね、でもあなたはそうするしかなかったです

ゆきさんお手紙拝見いたしました、お辛いですね。そして先ずは彼のご冥福を祈らせていただきます。順番が間違えておられることはご自身で書かれておりますから今回はそのことは触れません。二人の男女が一つのご縁により出会い、互いに愛し合ったお二人でしたがお気持ちに温度差が出来て、あなたは冷められて行かれたのですね。でも彼は離れていこうとするあなたに余計恋の執着心を燃やし、それがどうにもならないので死を選んだということでよろしいでしょうか。彼とあなたのことだけで考えればどうしようもなかったことだと思います。彼はお付き合いするときからあなたが結婚している身であることは知っていたということですし、自分が相手を好きになっても必ず相手が自分を好きになることとは限らないことも、愛が冷めていくこともあることも結婚の経験があられたのですから承知のはずです。とはいっても彼の気持ちもわからないわけではないですが、でも彼にいたいのはあなたを愛しているならそっと身を引くことも愛だったはず、自分の死を引き合いにして復縁を望むことはしてはいけないことでした。私はそう思います。そのうえで私はあなたたいして彼の連絡に応えなかったことは責めません。どうしようもなかったと思います、あなた自身も冷静ではいられなかったでしょうし、誰かに相談することも出来なかったでしょうから。その予期も今もあなたの心も、彼と同じく疲れ切っていると思います。ですから止められなかったことは仕方ないことと自分を責めないでください、そして彼も責めないでください。そして先ずはあなたの心を休めてください、出来れば彼とのこと以外の人生で楽しかったことだけを思い出して日々を過ごしてください。
 改めて申し上げます、あなたも彼もこの出会いと結末はどうしようもなかったことなのです。そして今はあなたは自分自身の心を癒すことが一番大事です。それと心が癒えてからですから先のことになるでしょうが、心が落ち着かれたら彼との思い出をどうあなたの人生の中で向き合っていくかお考え続けてください、それが彼のためにもあなた自身のためにも大切です。今はあなたの心の傷が癒されることを願い、彼の心が仏さまに救われることを願い祈らせていただきます。

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有り難し
おきもち

長くサラリーマンをしていて、16年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...
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質問者からのお礼

憲章 様
ご回答有難うございます。少し心が楽になりました。同じ職場だった事もあり、場面場面で思い出しては悲しみに暮れていましたが、憲章様に教えて頂いた様に楽しかった思い出を糧に少しづつ日常を取り戻していきたいと思います。そして冷静に考えられる様になった時、自分自身そして彼との思い出と向き合い歩んでいきたいです。
有難うございました。

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