辛い気持ち
以前ご相談させて頂いた者です。
恐怖と震えがとれて、やっと眠れるようにもなりました。突然思い出して頭痛と吐き気に襲われることもありますが、楽になりました。仕事にも恵まれ、生活できていることが心の支えにもなっています。
ただ、自分の感情や感覚、抜け落ちた記憶などが蘇ってきて、今になって許せない、不幸が起こればいいんだとイライラしている自分が怖い時があります。
アドバイスを頂いたにも関わらず、行動できずトンネルの中を歩いてはとまってを繰り返し、時間ばかりが経ちました。
最近、少しだけ勇気を出して知り合いの警察官に相談したら辛いだろうけれど、今の生活を守るためにも届けを出したり訴えても余計に辛くなるからやめときなさいと言われました。
私の気持ちはどこにもっていけばよいのでしょうか。何か方法はないのでしょうか。
許すことの辛さや難しさ、自分を自分で大切にすることができなかった情けなさを感じています。
何度もすみません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
重いシャッターの中の、忌々しい記憶
拝読致しました。
はなゆいさんの心中をお察し申し上げます。
欠け落ちた「負の記憶」が突然蘇ってくる感覚は、言葉では言い表せない恐怖と、足を竦ませ気持ちを萎えさせてしまうほどのインパクトがあるでしょう。本能的にサンドボックスが働いて、健全な日常を送れていたとしても、重大な出来事の発生と共に閉じられた重いシャッターの中で、忌々しい記憶の断片は残っています。
そんなお辛い境遇にあるはなゆいさんが、人を信じhasunohaへ心を向けてご相談下さったこと。回答僧からの多くのコメントに対して、感謝の念を持ってご返信下さったこと。そして、アドバイスを実践されながら歩みを進められたこと...そんな貴方の尊いお姿に対して、心からの感謝と敬意を表します。
心の疵はこの先も消えることはないでしょう。いくら手で塞いでみても癒える訳でもありません。たとえ苦しみの時間を早送り出来たとしても、それは貴方の貴重な人生(時間)をも削り取ってしまうことにはなりませんか。
これから先、出会う人達、訪れる出来事、巡る季節それぞれが時薬となってくれるでしょう。辛い記憶を抱えたままでも、どうか貴方に与えられた時間の中で、貴方の歩幅で歩き出して下さい。
最後に、お知り合いの警察官の言葉は、貴方のお気持ちを最優先に考え、貴方を守るためのアドバイスであったろうと察しますが、残念ながら私には理解出来ませんでした。
貴方自身が、最善と思われる選択をして下さい。
質問者からのお礼
桑木さま
回答頂きましてありがとうございます。
変化する自分の気持ちを抑え込むのも辛く、再び連絡をとってしまいました。
今ごろ?まだ言ってるの?ではなく、向き合って回答くださることに感謝します。
私に与えられた貴重な時間。自分の歩幅で歩き出す。自分にとっての最善の方法。
本当にありがとうございます。