職場の人間関係に悩んでいます。
お坊さんの優しくあたたかく時に厳しく、時にお茶目な回答を拝読し、心が癒されました。
わたしも悩みがあり、助言をいただけたらと思い相談いたします。
転職しました。異業種でわからず、組織が変わり習慣や慣例がわからず、わからないなりに日々をもがいています。
仕事はむずかしさはありますが楽しいです。
ただ、職場の周りの皆さんが優秀、そして非常にストイックなのです。
一方のわたしはわからないことだらけでニコニコしてる頼りない存在だと思います。
ですが、注意されてばかり、それもミスの指摘ではなく、取り組み方や考え方を否定される形で言われるのでほとほと疲れてしまいました。
わたしは未熟であると思います。教えてもらって当然だとは思いません。
自分ができていないだけ、自分で気がつかないだけで甘えていると一蹴されるかもしれませんし、言われすぎて萎縮してしまい、素直になれないと反省するところもあります。
最近はわたしだけが悪いのかな、それならここにいて何の役に立てるのだろう、と思います。
前の職場はそれぞれの人柄や癖、得手不得手を支え合い和気あいあいと仕事をしていたので、淡々とシビアに取り組むことに慣れられないかもしれません。
もう少しやってみて、それでも厳しければ異動の希望を出そうかなと考えています。実力が伴っていない、仕事にしろ人間関係にしろ相性があるので仕方がないと思っています。
苦しい状況を乗り越える、もしくはやり過ごせる、心のあり方をご教授くださいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
❝石の上にも三年いれば暖まる❞とか・・・。
「しあわせ」とは元々「仕合はせ」と書いていました。オーバーな言い方をすれば、一生を奉げられる仕事に出合える、という事です。
新しい職場で人間関係に悩んでおられるようですが、とにかく三年間は辛抱してみて下さい。三年間勤めると、先輩・同期・後輩という三つのタイプの人との関係を経験できます。当然それぞれに対する接し方も身についてくるでしょう。その経験は何物にも代えられません。
仏教では人間を「ジンカン」と読みます。相手との「間」を上手にとる人、という意味です。難しいですが、相手の立場に立って考えることができるのが「本当の人間(ニンゲン)」です。
仏教とは「仏に成る教え」という意味もあります。仏とは100%「利他行(リタギョウ)=他人のため尽くすこと」ができる人ということです。生身の人間では無理でしょうね~。しかし、そうなる様に努力することが大事なのです。
あなたの性格は自分が思っているほど、ダメとは思えません。今のやり方でいいでしょう。「利他行」の心を持ち続けて頑張っていれば、キット分かってくれます。あまり深刻に考えず明るくやって下さい。くれぐれも頑張り過ぎないように・・・(笑)。
質問者からのお礼
Yosyiaki O様
回答いただきありがとうございます。
むずかしく考え、無理をしていたかもしれません。
教えてくださった利他行を明るく気楽に心がけ、
頑張りすぎないように、がんばりたいと思います(o^^o)