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キリスト教と仏教の共存

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大好きな実祖父が四年前に他界し、今年大好きな義祖母が他界しました。
実祖父は、真言宗を信仰していたのですが、私の母が無神論者で、葬儀にお坊さんも呼ばずでした。お墓も無ければ仏壇もありません。
義祖母は浄土宗で、本当に素晴らしい葬儀でした。
葬儀のミサに参列する事はありますが、仏教の葬儀に参列したのは初めてで、義祖母の遺言通りの、本当に素晴らしい葬儀だったと感じています。
それを考えると、実祖父の時に、母に頼んででもお坊さんぐらいは呼んでもらえばよかったなと、後悔しております。
供養の為とか、大それたものでは無いですが、実祖父の事を祈れるように、大日如来さまの豆代の掛け軸と、義祖母の阿弥陀如来さまの豆代の掛け軸を購入し、十字架の両サイドに並べています。
その人その人で信仰が違いますので、その掛け軸を見ながら、大日如来さま、阿弥陀如来さまに、平安を祈っています。
当然三位一体の神にも祈りを捧げていますが、それは、それぞれの神へ失礼にあたりますでしょうか?
そのまま想いを馳せるためにも、十字架と大日如来さま阿弥陀如来さまとを一緒にしていては駄目でしょうか?
それと、カトリックのように、お坊さんから、掛け軸に祈りを捧げて聖なる物にして頂くものでしょうか?
悩んでモヤモヤしておりますので、どうか、御回答して頂ければ幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

失礼にはならないと思います

お悔やみ申し上げます。

仏教は多神教です。全部が全部ではありませんが、だいたいに多神教は他の宗教に寛容なものです。
私の宗派、曹洞宗では朝の読経で神道の神々に平安を祈ることもあります。タイ仏教では出家する際に、ピーという土着の精霊に修行の無事成就をお祈りしてから、仏式の出家式をします。仏教としてはキリスト教の十字架と一緒にお祀りなさっても差し支えないでしょう。現に浄土真宗さんの一部を除き、日本仏教の一般家庭ではお仏壇と神棚を両方お祀りし、それぞれにお祈りをしますしね。

むしろ他者の信仰を尊重できることは素晴らしいことです。
ただ、もしも将来、複数の神仏をお祀りすることをご負担に感じられることが出てくるようでしたら、またその時に検討してみましょう。

>カトリックのように、お坊さんから、掛け軸に祈りを捧げて聖なる物にして頂くものでしょうか?

同様の作法は存在します。「開眼」(かいげん)や「お性根(しょうね)入れ」と呼びます。私個人の意見としては、この場合は必須ではないかなと感じます。ご希望でしたらご縁のあるお寺さんや近くのお寺さんにご依頼なさると良いでしょう。ここあ様がクリスチャンなので家のお寺が無いという旨をお伝えいただけば、きっと快く引き受けてもらえるはずです。

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曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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質問者からのお礼

大慈さま、御回答感謝いたします。
そのお言葉で安心致しました。
これで、心置き無く実祖父と義祖母の平安を祈る事が出来ます。
やはり、掛け軸は、聖なる物にして頂くために、お寺を探して大日如来さまと阿弥陀如来さまを開眼していただきたいと思います。
本当にありがとうございました!

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深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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