hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

何度も職場を変える娘に一言

回答数回答 2
有り難し有り難し 17

初めまして、よろしくお願いします。

娘(既婚)のことでが、性格的には、間違ったことが嫌いでリ-ダ-

シップの強い子だと思います。

再三、転職する娘に一言お願いしたいと思います。

いずれも、上司との人間関係が原因と思われます。

職場を変えてまた同じことの繰り返しではと思い心配です。

本人へ何かアドバイスと思いますがお導きを頂けたらと思います。

(いつまでも、親が出ることでもないと思いますが、悩んでいる姿を見

ると…)


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏法は「なくならない親心」

はじめまして、よろしくお願いします。

おっしゃる通り、いつまでも、親が出ることでもないのでしょうが、悩んでいる姿を見ると心配になるのも親心ですね。

さて、ではどうしたら心配にならなくなるでしょう。娘さんがどうなったらお父様は本当に安心するでしょうか。

仕事が続くようになれば安心でしょうか。それでも仕事以外の人間関係で悩むことも出てくるでしょう。病気にもかかるかもしれません。お金もいくらあっても安心というものではありません。
一体どうなったら安心でしょうか。

それは娘さんが「こういう状態になる」という特定の条件をクリアするものでなく、「どうなっても大丈夫」という、あらゆる環境・境遇を受け入れられる人間になることではないでしょうか。

ということで「娘さんに一言」なら

「社会や世間では上手くいかない事も多いだろう。相手に合わせることも求められるだろう。でも私はあなたの親だから、あなたがどんな娘であっても、そのままのあなたを愛する親であることは変わらないよ。
でもいつか、私も先にあなたの前から去る日も来るだろう。だからあなたをそのまま愛するなくならない存在にであってほしい。それは仏様だと私はお坊さんに聞いたよ。仏教はそういう教えらしいよ。」

でしょうか。
親子ともども、仏法に出会っていただければ幸いです。絶対的に許される場所があると、人はどんな状況が降りかかろうと受け入れたり、頑張ったりしていけます。

その絶対的に許される場所とは私にとって仏様の教えに照らされる場所です。

これから、安心して娘さんを見守るためにも、本当に大切なものを相続してください。その大切なものが仏法であると幸いです。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

若いうちは長いものに巻かれる時代があっても良い

こんばんは。

 確かにもう成人した大人ですからね。「親が出ることでもない」とおっしゃるのもその通りですよね。でも親御さんとしてはなかなか仕事が続かないのは心配なものですよね。歯がゆいですよね。
 
 お嬢さまの性格が、「間違ったことが嫌いでリ-ダ-シップの強い子」との事で、いい子にお育ちになりましたね。もしかしたら、若いうちはそれが強すぎるとやりづらい所があるのかもしれません。

 お嬢さまには、職場でうまくいかなくなってしまった原因を聞いて、次はそこを少し我慢してみよう、と伝えてみてはいかがでしょう?例えば間違った事が気になるなら、今は仕方がない。今は我慢だ。偉くなってから言えばいい。例えばリーダーシップを取りたいだろうけど、若いうちは上に従おう、って。いかがでしょう。

 そういえばアイドルグループ「AKB48」で人気No1の指原さんという方が、ある番組で人気の秘訣を「長いものに巻かれる」と言っていました。人生一生長いものに巻かれたままでは出世できないと思いますが、ある程度のところまでは長いものに巻かれておくのも大切な事かもしれませんね。

 的外れな答えだったらごめんなさい。

 類似...というか、同じように娘さんの事で相談に来られた問答がありますので貼っておきますね。
http://hasunoha.jp/questions/4907

{{count}}
有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

鳳林寺 光禪さま

早々のアドバイスありがとうございました。

「長いものに巻かれる。」「今は仕方なく・我慢をしてみよう。」「若いうちは上に従おう。」

などの言葉を胸にしめ娘を励ましてあげたいと思います。

法覚寺 吉武文法さま

ありがとうございます。

父親として、安心するのは、おしっゃられるとおり「どうなっても大丈夫」という強い心とあらゆ

る環境・境遇を受け入られる人、そして、健康で家族を大事にする人であってほしいです。

遠方より見守りたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ