お坊さんとお付き合いしたいです。
このような質問を見ていただきありがとうございます。
私は昔からお坊さんという職業をされている方に憧れやときめきを感じております。
ですが私自身は一般家庭で育ち、仏教の事も詳しくない上にまだまだ20代前半なので世間知らずで頭も優秀な方ではありません。
こんな私でもお坊さんとお付き合いすることが可能であるのか疑問に思いました。
また私のような者がお坊さんとどこで出会えばいいのかも気になります。
そもそも環境から見て恋愛対象となれるのでしょうか。
拙い文章で申し訳ありません。
よろしければご回答いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お坊さんが可哀そうです。
お坊さんという「職業」は、確かに「職業」です。
そういう社会的存在としてお坊さんを捉えるなら、医者と結婚したい、公務員と結婚したいというのと同じです。実は周りに独身者も多いので、ご紹介したいくらいです。
以上は、半分真面目、半分冗談です。
私自身は、他の誰がなんと言おうと、「生き方」としてお坊さんをしています。逆に言えば、その人の「生き方」を通して、周りがお坊さんと呼んでくれるのかもしれません。
社会的存在としての「職業」として考えれば、どんなに仏さまの教えに背こうとも、見た目の格好をそれなりにし、お寺の周辺をウロウロして、お寺の会計から個人の生活費を人件費として支出して下さっていれば、別に本心から仏教を信仰しなくてもお坊さんと社会的に認知されるでしょう。
何を言いたいかといえば、現代日本のお坊さんは、「外見」や社会的属性でしか見てもらえないところにいるということです。
浄土真宗本願寺派という宗派では、公表している僧侶の人数が約33,000人。うち女性が3割と言われています。女性僧侶が1万人以上です。多いと思いますか少ないと思いますか。
ここから大事です。うち、実際に寺院の運営管理に携わり、ほぼ日常的にお坊さんのコスチューム(衣体)に身を包み、法事や葬儀に関わっている僧侶は、おそらく半分もいません。
ほかの僧侶である方は、実はまったく別のお仕事をされていたり、社会的なお坊さんの職業とは別のところで生活をされています。
それで、チョー長い前置きを書いてから、わたしが何を言いたいかといいますと、
「お坊さんとしてのボクじゃなくて、ひとりのパートナーとしてのボクを見て!」という青臭い気持ちなのです。
わたしも連れ合いと結婚して10年になりますが、願わくは彼女が「人物はどうでもいいからとりあえずお坊さんと一緒になりたい」という動機で結婚したのではないことを願いたいです。
あ、繰り返しますが、周りにお坊さんの独身者は結構多いです。男女ともに結婚を望む方も。職業としての「お坊さん」が、人物本位の結婚を難しくさせている現実もお伝えしておきます。
ご縁の場の一つとして
こま様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
伴侶を得ることが難しいと悩む僧侶(寺院)のことを危惧して、坊主コン、寺コンというものが一時あったように記憶しています。
と思ってネットで検索したら去年開催されているものがありました。
お寺で婚活 ~坊コン・お坊さんとの婚活~
http://www.dououji.com/event/448/
と内容をみたら、寺社コンを主催されていて、hasunohaにも協力されておられる宿坊研究家の堀内克彦さんがコーディネーターでした。
寺社コンは、お寺・神社好きの男女の縁結び企画のようですが、中には、上記のようにお坊さんとの出逢いをサポートするイベントもされているようです。
また開催があるかもしれませんので、ご縁の一つの場としてご検討下さいませ。
ただ、憧れやときめきも誠に有り難いのですが、やはり色々な現実を慎重に判断していくことと共に、僧侶も玉石混交であり、僧侶云々としてだけではなく、何より一人間としての相手の人格、性格の見極めも大切となります。そこのところはご留意なさられて下さいませ。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
真慧 様
回答ありがとうございます。
厳しいお言葉、胸に響きました。また自分の浅はかさにも気づきました。
深く反省して、もっとよく考えていきたいと思います。
川口 英俊 様
回答ありがとうございます。
そのような催しがあるのですね!
参考にさせていただきます。
また簡単なことではないということ、しっかりと胸に刻んでおきます。