子供を作ってもいいのだろうか
私は高校生で、国が指定する難病を患っています。
貧血、肝機能の低下、免疫力低下が主な症状です。高校では体育の授業など、出来ないこともありますが、楽しく通っています。
最近、歳を重ねるごとに、将来についてよく考えるようになってきました。職業のこと、結婚、子供、、、
将来は結婚して2人の子供が欲しいと思っています。
子供は欲しいのですが、私は持病を抱えています。私と同じ持病を持つ人が子供を4人生むとすると、そのなかの1人は、私と同じ持病を持って生まれてきます。つまり、25%の確率で自分自身と同じ病気を持つ子供が生まれてくるのです。
私は自分の子供に自分と同じ病気で、色々な検査の痛みや、信じがたい検査結果などを経験してほしくありません。
子供は欲しいけど、もしかすると私と同じ苦しみを味合わせてしまうかもしれない子供が生まれるかもしれない。
私は自分の子供を授かっても良いのでしょうか?
子供は欲しいけど、同じ苦しみを子供体験させたくない、という私の考えはワガママなのでしょうか?
回答よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
未来は未来に過ぎない
そういうことは、その時に結婚相手やお医者さんとよく相談することです。
今から、考えている必要はないでしょう。
将来を心配しすぎると、足元がおそろかになります。今を生きながら、今から全く離れた生き方を送ることになります。
誰でも先のことを考えれば不安なものです。計画的に用意しておく必要のあるものは、準備もあるかもしれませんが、子供は授かりものですから、「つくる」と考えるのではなく、その時に、お相手と考えればいいのでしょう。
あまり一人で悩まずに
マコマコピー様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
難病により将来をご不安に思っていらっしゃるご様子・・
医学は日進月歩。今は難病であっても、数年後には、治せるものとなったり、支障なくより良く過ごせるようになれることもあり得ますので、あまり悲観的になられずに。
子どものことのご心配も、ごもっともなことでございます。
下記の問答では、「エピジェネティクス」について少しお答えさせて頂いておりますが、リスクはリスクとして知った上にて、できる予防があるならば予防もする中で、あとは子どもの生命力を信じることと、そして、何も貴方が一人で産み、育てるわけではありません。周りの支え、助けもあってこそとなります。どうか、あまり一人で悩まれ過ぎませんように周りも頼られて下さいませ。
問い「マイナス思考が過ぎるのでしょうか。 」
http://hasunoha.jp/questions/15919
また、何よりも、どんな困難があっても乗り越えていけるように、伴侶の方とのお互いの支え合い、助け合いも大切となります。しっかりと病気と共に、伴侶の方とも真摯に向き合われて下さいませ。
いずれは、ハンデを乗り越えて、幸せとなられて、同じく不安を抱えて苦しんでいる方への励ましとなって頂けましたら有り難くに存じます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
いい意味で大変心に突き刺さるお言葉でした。
このお言葉を励みに日々精進していこうと思います。