行動にうつしたい
やらなければいけないことがあるのに、身体が動きません。
いつまでも先延ばしにするより今してしまうほうがいいと頭ではわかっているのに。
つらいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その時が来るまで
「やらなければいけない」とは誰が決めているのでしょうか。
自分で決めているのかもしれません。だとしたら自分で自分を追い込む必要はありません。
もっと言うならば自分の中の「自分の思い」です。自分の身体はまだそれを拒否していて、休息を求めているのかもしれません。
それでも、自分ではよくても
世間から、社会から、誰かから…求められることもあるかもしれません。「やらなければいけない」と促されるような雰囲気もあるかもしれません。
しかし、身体が拒否するような状態ならば、そんな大事なことを他人のタイミングで決められれていいのでしょうか。他人から決められ、自分を追い込み、辛くなっては元も子もありません。
逆に、「とことん動かないでやろう」と決め込んでみてもいいかもしれません。ず~っと休んでいたら、人間嫌でも動きたくなるものです。思いがけず、思いも身体も突き動かされてくるでしょう。
それほど人間は一つのことを徹底できないものです。それは私が私であって私でないから。私が私だけの力でなく、つながり(ご縁)の中で生かされる私だからです。
「今だ」
という思いも、身体の力もきっとまた生まれてきます。「やらなければならない」から「やりたい」「やろう」と思う瞬間、いや気がついたいたら「やっていた」ということもあるかもしれません。
「思い」よりも「事実」の方が先にあります。
「なぜできないのだろう」とふさぎ込んでいたのが、「なぜできたのだろう」と、「なぜ」が解決しないまま不思議と動かされていくでしょう。それがいのちの事実です。
両方の心の声を聴いてみる。
ジェピスさん。ご質問ありがとうございます。
「やらなければいけないことがあるのに、身体が動きません」
この言葉の中で
「やらなければいけない」 と思っている心の声をまず自分自身で聴いて
書き出します。
例えば、誰かのために、自分の為に、部屋をきれいにするために、いきていくために
とか、思いつく限り書き出します。書きなぐってもいいです。
次に
「身体が動きません」と思っている心の声を聴き、別の紙に書き出します。
プレッシャーがある ストレスがある、そもそもやりたくない、などなど
そして、書き出した2枚の紙を、二つの椅子(又は座布団)におきます。
そして、まず、「やらなければいけない」の理由を書いた紙を置いた片方の椅子に座り、
じっくりその感じ、感覚を十分に味わいます。味わったら
もう一方の椅子に文句を言います。
「身体が動きません」の椅子に向かって声を出して
例えば、「ストレスがなんだ、動く邪魔すんなよ、やりたくないとか思うなよ」
と、充分文句を言ったら
もう一方の椅子に座って、今度はその椅子の感覚を十分に味わいます。
味わったら、先ほどに反対で、「やらなければいけない」の椅子に文句を言います
「ストレスがあるから動けないんだよ、わかるだろう、
自分の為とか言ってわからないだろう」などなど
出し切ります。
そして、第3のポジション、二つの椅子の間に立って、両方から適当な距離を取って
両方の椅子を、客観的に眺めます。じっくり俯瞰します。
両方の椅子の声を客観的に見ることで、
今この瞬間、今この瞬間ですよ、どうすればいいのか考えてみます。
なんかイマイチ出てこなければ、もう一度、最初の椅子に座って味わうところから
繰り返してみて下さい
行動を起こすのに、ブレーキをかけているのは何か?
そのブレーキは、どこまで緩めれば心地良く進めそうか?
アクセルを踏むとしたら、どんな理由がしっくりくるのか
ゆっくりアクセル(行動を起こす)としたら
ブレーキはどう緩めればいいか
状況を
を客観的に見れれば、今ここ、一歩進めることができると思います。
試してみて下さい。
質問者からのお礼
少しずつ行動にうつせるようになりました。ありがとうございます。