こんにちは。先生が、並んでいる順番に話かけてこなかった。これは実際に起きたことですね。しかし、「その理由は、人生さんのことが嫌いだから」というのは、後付けの貴女が作ったストーリー・空想と思います。私たちはどうも癖として、「どうして？」を考えたくなるようです。言葉には限界があり、気持ち全てを伝えることはできないので。
空想は自由ですから、「あ、私は嫌われてるかな？」と思うのは勝手ですが、実際のことはご本人に聞いてみなければ分かりませんね。だのに自分で勝手にストーリーをこさえていってしまう。これを「思い過ごし」とか「勘違い」と呼びます。
貴女は話しかける順番から「嫌われてるかも」と思ったのですが、何か他に思い当たる節はありますか？提出物を出していないとか、授業中騒いでいたとか。身に覚えがないならば、「特に理由なく、その順番で話した」のではありませんか？好き嫌いではなく。
多分問題は、貴女が「この事を先生に確かめよう」という行動に移さない事です。行動すれば、「うん、君は授業中の態度が悪いからね」とか言ってくださるかも知れないし、「別に意味はないよ」と教えてくれるかも知れません。しかし、その行動を取らないでいると、何度でも自分の空想に頼らざるを得なくなる。人の気持ちを読み取れないままの人でいる。
「叱られるかも」は嫌なことではありましょう。しかし、それを避けるあまり、自分の空想に苦しめられている。私としては、何度か叱られたとしても、「自分の空想で苦しめられ続ける」よりは良いと思いますが。

佐藤良文

光圓寺

一般大学（一般的でもないが…）から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...

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