人とうまく関われません。
人とうまく関われません。
容姿や喋り方にコンプレックスがあり、人と話す時に緊張してしまいます。いつも集団で孤立してしまい、いじめや嘲りの対象となります。
How To本などを読んで、例えば否定をしないなど、言動には気をつけているのですが、やはり嫌われてしまいます。黒い羊効果というものがあるそうですが、まさにそんな感じです。
その為にこの度会社を辞めざるを得なくなってしまいました。私はどうすれば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
うまく関わる人より、問題にしない人に
いじめられてしまう、ということですが、まず、いじめとは許されるべきことではありません。
当たり前ですが、そんなことは
どんな理由があるにせよあってはならぬことだと思います。
しかしながら、人の心を変えることはとても難しいことです。
あなたが今問題としているコミュニケーションにおける不安が取り除かれ自信へとつながることが、一番の道かと思います。
そのためにすべきことは、人と話す時、何に恐怖を感じているのでしょうか。話していていきなり殺されることはまずないでしょう。
相手はただ話しているだけです、そこに恐怖という感情を付け加えているのはあなたです。
私も、お寺での修行中、先輩僧侶は絶対的な存在でした。たかだか一年や二年先にお寺に入っていただけなのに、神のように感じていました。とても閉鎖的で支配的でした。しかし、そとに出てみると、単なる人間でした。私の見方が変わり、自由な雰囲気の中でゆとりを持ってそのまんまをみることができました。決して特別な存在ではありませんでした。
人間なんて同じ人でも、こちらの捉え方でだいぶ違うものです。
相手をそのまんまありのまんまみるのです。あなたが恐怖を感じない家族や友人のように、何にも付け足さずそのまんまを見てください。緊張も徐々に無くなります。もし緊張していても、それを嫌わずそのままにしておいてください。受け入れちゃってください。
いつしか緊張も無くなり堂々と話せるようになりますよ。
人は拒絶や否定をすると、それが離れずくっついてくるようになっています。強調され執着していくのです。ですから、思いを付け加えないように生きてみてください。
コンプレックスを味方にする
よっしーさん、はじめまして。
徳島県の法話と天井絵の寺 觀音寺 中村太釈です。
容姿と喋り方にコンプレックスがあり、人と話すときに緊張してしまうとのこと。それが原因でいじめられたり、仕事を辞めたりされたのですね。
コンプレックスは、見方を変えれば個性です。
あなたと同じように喋ることができる人はどれぐらいいますか。きっと、いないはずです。
他に無いものを「個性」と呼びます。
私も、「馬鹿にされるのではないか」という根拠のないコンプレックスがあります。それでもこうしてあなたの質問に答えています。緊張してビクビクしていたら、質問をされただけでパニックになりそうです。しかし、私はパニックになっていません。
コンプレックスは個性と捉えてください。
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。
自分に自信を持ち、周りと自然に触れ合えるようになればいいということですね。
人と話す時に変に構えないように意識してみます。
相談させて頂いたおかけで少し気が楽になりました。
また宜しくお願い致します。