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酷くマイナス思考の我が子への接し方

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小学3年の長男が、何かにつけて非常にマイナス思考で接し方に悩んでいます。
口癖は「どうせダメだよ」とか「また最悪」とか「なんで自分ばっか災難が」等、とにかく否定的な言葉の連続です。
普段の会話中も「でも」「だって」で中断します。
最初は、おだてておだてて、なだめて頑張ってきましたが、こちらが負の言霊に負けて、心底疲れています。
成功体験もつけさせてあげようと、好きなことや得意なこともやらせてはいても、たまたまの小さな躓きを必要以上に気にし暴言になってしまいます。
息子のこの先の長い人生、光を探そうとしない感謝しないマイナス思考では満足な人生は望めないと心配しています。
まわりとの確執も心配です。
どうかお知恵をかして頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誰もがプラス思考の時もあれば、マイナス思考のこともある

あなたの心配を読ませていただきました。小学校3年生ですから、親より友達を優先する年齢ですね。子供は親の言うことを聞かないものです。親のいうことを素直に聞いて、親の言うとおりにしている子は、逆にこれから先が心配です。
相談文だけではわかりませんが、成功体験もつけさせてあげようとか、好きなことや得意なこともやらせてあげようとか、少し過保護な感じがします。親が準備したことは、失敗しても自分の責任ではなく、親の責任にしてしまいます。
無理して成功体験をさせる必要はないと思います。失敗しても成功しても自分がやりたいと思ったことを体験させて下さい。そういうことを繰り返すうち、少しづつ自信がついて来ます。若いときの体験は、成功か失敗かを決着させるのが目的ではなく、失敗の中に成果を見つけることであり、成功の中に課題を見つけることだと思います。
マイナス思考では満足な人生は望めないと思うのは、あなたの価値観です。歴史的に見てもマイナス思考がゆえに国を救った例は、たくさんあります。また、長い人生ずっとマイナス思考で生きることはないと思いますが、あなたがマイナス思考はいけないことだと思い過ぎているのではありませんか。
誰もがプラス思考の時もあれば、マイナス思考のこともあります。一度あなたがマイナス思考で、子供さんに接して見て下さい。案外「そんなマイナス思考ではいけないよ」と子供さんが言ってくれるかも知れませんよ。

*リクエストにお応えして追回答です
マイナス思考の方は、恐れ、不安、迷い、失敗するかもしれない、笑われるかも知れないというように、まだ起こってないことに対し、考え過ぎる傾向があります。そして、すぐには結論を出しません。そのため、考えることで他の人が気付かないことに気付くという特性を持っています。
羽根さんが、マイナス思考はいけないことだという観念を捨てたとき、子供さんに変化が現れると思います。

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有り難し
おきもち

鳥取市にある浄土真宗のお寺の住職です。36年間のサラリーマン生活を経て20...
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質問者からのお礼

ありがとうございました。
「過保護すぎ」との指摘に、なんとなく解決の糸口が見つかる気もします。
私自身、人生ツイていると実感しそのことをいつも感謝しているので、息子のマイナス思考が苦しいのです。
これまで何度もどん底を味わいましたが、最後に必ず救世主が現れ救われてきました。
子に選択肢を与えてきたのは、親としての責任だと頑張ってきましたがやり過ぎだったのかもしれないのですね。
もう少し、わが子を信じ、自分の力を抜いて接してみようと思います。
引き続き、ご意見がいただけるのであればうれしいです。
ありがとうございました。

追加のご回答、感謝します。
マイナス思考を「悪くないもの」と意識改革することは、正直すぐには難しいと案じています。
私自身、言霊を信じ、念ずれば通ずを心に生きてきました。
楽天的な方が自分自身楽な生き方なので、どうしても子供にもその視線で接していました。
また長男には無意識の過度な期待があるのか、厳しめかもしれません。
子供は、別個体の、別思考であることを心に留め、接していこうと思います。
ありがとうございました。

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