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苦しくて悲しい

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今の職場で頑張っていこうと自分に言い聞せ、日々努力していますが、仕事も上手くいかず自分の能力の無さに落胆しています。
周りから前任者との仕事レベルの比較をされているのが肌で感じます。辛いです。

仕事移動となり早1ヶ月…
そのうち慣れるとやってきましたが、以前より仕事の精度も悪く仕事の処理能力も悪く、自己嫌悪に陥るばかりです。

毎日チベーションも上がらす、毎朝目覚めては仕事が嫌だと憂鬱な気持ちでいっぱいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが想っている世界と現実の現場世界とのズレ

実際に合わなければやめればいいのです。
責任感が強いご長女様性格であると、自責の念で押しつぶされちゃう人って、割と多いです。
まずは、比較したり、人の情報で振り回されずに、アタマやデータ、自分の感想を中心ん位状況判断したりせず、今日は今日の職場、今は今の手の平、目の前のやること(事実)にならうと良いでしょう。
私は裁縫が苦手ですが、裁縫のアルバイトとかやらせたら、凄いことになりその会社を倒産させる自信があります。
昔コンビニのバイトもやってましたが、今のコンビニはやることが多すぎて日本史の教科書くらい業務内容が分厚くなっていますから、今働いてもヘタレ扱い確実。使えない、無能呼ばわりで休憩時間に🍢おでんをツンツンしてネット拡散してしまう事でしょう。

さて、職場に行きたくない心理を分析してみましょう。
①前の人と比べられるからイヤだ
②上司のプレッシャーが重くてイヤだ
③自分にまったく向かないジャンルだからイヤだ
④自分が力量をうまく発揮できないからそんな自分が嫌だ
⑤川口さんや浦上さんに回答してもらいたかったのに丹下に回答されてしまったからイヤだ
⑥明日もこんなことが続くと考えるとゾッとするからイヤだ
⑦先日のことを後悔してしまってイヤだ
➇総じてあんなとこ、なんかイヤだ。

仮に理由が➇であるとします。(なんかイヤ、かい。)
拒絶感・嫌悪感・嫌い感・反発・抵抗というものに眼を向けて欲しいのです。
物事に対して「抵抗」をするという姿勢は、あらかじめ自分の思い描いているビジョンがあるという事が原因になるものです。
これを専門用語で「あらかじめ思い込んでいた思考」とします。(そのままやんけ)
自分の中で「あらかじめきっとそうに違いない」という思い込みが強いと、現実がもはやそうではないのにもかかわらず「そういうもの」であると決めつけてしまうのです。
今、あなたがかつていい印象・イメージを持っていなかった上司や相手を45秒ほどよーく眺めてみてください。
あなたが想いこんでいたイメージと、実際の現実の現場ではまるで番う動きをしていませんか。
それがタイトルの、あなたが想っている世界と、実際の現実の現場で起こっていることとの違いです。
このズレを自覚すれば、今日は今日を勤められます。
ですが、本当に向かないと思ったら、無理せず別の職場を探してください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

自分なりに工夫しながら、経験を積むこと

HANAさんの憂鬱な気持ちを読ませていただきました。異動となって1ヶ月ということですが、その段階で前任者と比べるのは時期尚早です。1年間経験を積み、なおかつ精一杯やっても仕事がうまく行かないようなら上司に相談しましょう。異動願を出したのは、あなたであっても、異動したのは会社です。会社が対応しなければなりません。
誰にも得手・不得手なことがありますが、仕事に関しては皆が「できる人」になる必要はないと思います。「ふつうの人」で十分です。後は会社が適材適所を見極めれば済むことです。
仕事の精度と処理能力を上げるには、フローチャートを書いて見ることも大切です。そうすればどこを改善すればいいのかが見えてきます。
例えば、年賀状の当選番号を調べるときどうしますか。たくさんある場合は、一枚づつ見るより、先に下一桁で仕分けしてから調べた方が圧倒的に早いことがわかります。自分なりに工夫しながら、経験を積んで行ってください。仕事の能力と人間性は別です。人間性を磨くことも忘れないようにして下さい。

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個別相談可能
鳥取市にある浄土真宗のお寺の住職です。36年間のサラリーマン生活を経て2008年より専従住職をしています。金融・保険、ホテル、冠婚葬祭互助会などの勤務経験があります。営業、広告宣伝、総務、経理、ITなどの職種を経験しています。今年73歳になる年男ですが、比較的若い回答僧侶が多い中、老僧としてhasunohaにかかわりたいと思っています。
基本的に午前中はお受け出来ません。午後2時から午後8時に対応させていただきます。お寺ですので、急な法務が入りお約束の時間を変更させていただく場合がありますことをご了解下さい。

質問者からのお礼

ありがとうございます。
すぐ回答を下さったのに、お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。

今は今。目の前の仕事をやりこなすだけ。
なんとか1年頑張ってみます…。

でも…どうしてこんなに悲しいのだろう…

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