理想の高い自分がつらい
理想の高い自分がつらく、自分を自分で支えられないのがつらいです。
ある演奏集団を率いる立場についたのですが、自分はその職務を果たせるのか、不安が常に押し寄せて来ます。
他に適任がいないから、自分が頑張る事で他の人やその集団の為になるのなら、と思い始めましたが、日に日に自分の技術や精神状態のマネジメント、対人コミュニケーションや運営能力など、至らぬ所を痛感します。
後輩が多く頼れる者も少なく、一人で抱えすぎてまた失敗して嫌になっていき、物事をうまくいかせる心の余裕がなくなってしまいます。
自分の理想が高いのは分かっていますが、そこに少しでも至れるよう、未熟で愚かながら悩みつつ頑張ってきたつもりです。
ただ、それは個人の話で、集団のトップとしてそれをどう他人に求めればいいかわかりません。
メンバーの幸せを願えど、質を上げるには苦しみを背負わせねばならず、それを納得させるほど、強い意志を持つ存在に自分がなれる気がしません。
強くあらねばならない事、努力をしなければならない事は分かっています。
人の為に、自分の理想の為に、この心とどう向き合っていけばよいか、意見を頂ければと思います。
自分自身に満足できない、他人と比べてしまう、承認欲求が強い、見栄っ張り
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
凝り固まらずに
拝読させて頂きました。大変頑張っていらっしゃるご様子ですね。ご自分の理想や目標がある為にかえって高い緊張状態が続いていらっしゃる様に感じます。
何でもそうですが最大のパフォーマンスを発揮するには常に緊張状態では発揮できません。
楽器の弦楽器も適度な張り具合でなけば良い音色を奏でることはできないでしょう。
仏教の教えも目指すところは中道です。
あまり緊張せず緩み過ぎず、どちらか一方に偏らずに、どんなことにも平等に向き合うことが道を求めていくことにおいて大切なことかと思います。
そしてあなたは独りではありません。大切な仲間たちがいるでしょう。自分ばかりに偏らずに仲間を信じて任せることもマネージメントに大切なことですよね。
人は一人ではできないのです。自分にはすぐ限界がきてしまうのです。
仲間と共に考え学び協力して初めて力を発揮できます。
自分の理想に凝り固まることなく周りの素晴らしいことも参考になさりながらこれからあなたや皆さんの力を発揮なさってくださいね。
あなたや皆さんが仲良く協力して高いパフォーマンスを発揮なさることを心より神仏にご祈念申し上げます。
集団の運営を学ぶいい機会を得ましたね。
少し肩の力を抜いて、今回はしっかり学ばせてもらおう、という気持ちで臨まれてはどうかと思います。
ところで、音楽って何のためにあるんでしょうね。
あなたは何のために演奏するのでしょうか?
誰かを幸せな気持ちにするため?
誰かを励ますため?
自分が演奏に満足するため?
いい音色に浸るため?
褒めてもらうため?
名声のため?
コンクールで勝つため?
作曲家の気持ちを味わうため?
大切なことは先ずは目的ですよね。
今一度目的を明確にしてはどうでしょうか。
そして、その目的を達成するためには、どのような演奏がいいのか。
そのための練習内容は?
そのための後輩への指導法は?
そのためにあなたは何をするべきか。
だんだんと分かるのではないでしょうか。
音楽っていいものですよね。そしてその演奏もいいものです。あなた達が卒業後も、趣味でも実益でも、演奏を続けてくれることを願っています。
質問者からのお礼
大変遅くなって申し訳ありません。
まだまだ難しい事ばかりです。精進します。