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日本全国の4分の1のお寺は住職が住んでいない無住??

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http://toyokeizai.net/articles/-/79273

東洋経済で、お寺は全国に7万7千あって、そのうちの2万は住職がいないというビックリなことが書いてあったのですが、みなさんも兼業されているのですか?

お寺はこの先どうなっていくのでしょうか?

2015年8月7日 13:19

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

増やすべきは住職ではない 真の宗教者

個人的な回答です。
いわゆる世の中の「住職」さんには、
「宗教者」タイプ
「お寺さん」タイプ
「管理者」タイプ
「お葬式屋」タイプ
「副業としての兼務住職」タイプ
「金儲けのために宗教法人を買い取って宗教法人の名義を乗っ取った「ヤクザ」タイプ
「その他」タイプ、実に様々なタイプが存在しています。(個人的見解です)

「住職」になると、寺院の運営、維持などにどうしても時間がとられる。
家族も養っていかなければいけない。
お寺だけでは食べていけないという人は、兼務寺を手放さなくなる。
寺院後継者がまだ幼い、その結果、お寺に定住の住職がいなくなる、ということが起こります。実際、入りたくても兼務寺院住職が握ってしまっているために、あぶれている僧侶も多いのです。

原点にかえって考えてみましょう。
「お釈迦さまが、何をした人」か?
仏教ってもともとお釈迦さまでしょう。
仏教を医療業界として見た時、必要なのは、建物の管理人ではありません。
苦しみを持つ人たちに救いをもたらすことのできる人、治療のできる人、執刀医、救いをもたらせる人を救える人間です。
これからの仏教界に必要なのは仏教者、布教者、新しいブッダであって、寺院の管理者では無いと思っています。
また、そういう人たちをこそ、お寺の管理者である住職に為させないと、医療活動の無い病院になってしまいます。
私は、日本の仏教は、まだまだ「仏教文化の仏教」にとどまっていると考えています。
これからの仏教は「教えの仏教」の時代であると考えています。
その為には日本に「悟り」を復興させなければいくべきであると考えています。
日本の仏教には悟りの果汁が少ないです。
その為にも、本当にみな様方が仏教をもっと求めて頂きたいのです。
現実の世の中で求められている仏教は仏教文化、仏教思想のレベルです。
世間が、本当に生老病死から救われる仏教を求める時代が来ワッと押し寄せることで「寺院の仏教」から、仏の「教えの仏教」に変化していくと思います。
その結果、お寺もお坊さんも選ばれる時代が来ると思います。
そこへ行けばちゃんとした医療(布教・救い・学び)が受けられるからです。

2015年8月7日 17:04
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おきもち

丹下覚元(たんげかくげん)
お悩み相談 ❝あなたの悩みという荷物をおろしてみませんか?❞ 「お寺で...

お寺はカタチではなく、仏法を扱う僧侶のココロに建立されるもの

お寺のみらい様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

確かに、不安に思われていますように、これから先、お寺の未来には暗澹たるものがございます・・

しかし、本来、衆生済度の聖業を旨とすべき僧侶としては、何事にもとらわれないあり方としての行雲流水を意味する「雲水」という修行僧を示す言葉もございますように、全国を遊行して、師を求めて遍歴し、あるいは修行・瞑想の場を変えながら仏道修習・修養を深めたり、更には、説法・布教・教化もしつつ、また、苦しでいる者、困っている者がいれば、社会奉仕・福祉事業をしたりと、一カ所に留まらず自由闊達に仏法を修め、そして、広め、使い、衆生済度していくあり方が正しいものになるのではないだろうかと存じます。

どうしても一カ所に留まると、そこだけの小さな世界にとらわれて、視野狭窄に陥ってしまったり、身内や特定の檀家や総代、信者等に縛られて、身動きがとれず自由がなくなり、また、寺院の伽藍、墓等の維持管理や日々の法務、諸々の雑事で追われたりと、色々なこだわり、かたより、とらわれによる弊害があるように存じます。

流れる水は腐らないが、淀んだままでは腐ってしまうとも言いますように、停滞・閉息に陥らないように気をつけて参りたいものでございます。

とにかく、大切になるのは何よりも「志」です。いくら立派な伽藍や本堂、仏像があったとしても、真に問われてくるものは、仏法の中身とその実践となります。その中身があれば、カタチというものも自ずと調うことになって参ります。

もちろん、過疎化や人口減少、仏教離れなど、色々な複合的な要因もございますが、必要とされるものであれば、必ずや生き残っていくはずです。

まだまだ迷い苦しみに喘ぐ衆生がいる限り、私たちの役割は終えることはありませんし、なくなることもありません。

このhasunohaだってそうです。別にお寺としての体は成していませんが、仏法を扱わせて頂きまして、皆さんの迷い苦しみに応じることで、少しなりともお役に立つことができております。

要は、お寺はカタチではなく、仏法を扱う僧侶のココロに建立されるべきものであって、僧侶一人一人がお寺として、その本来の役割を果たしていくべきであるのではないかと、浅学非才のこの未熟者ではございますが、僭越ながらにも存じております。

川口英俊合掌

2015年8月22日 5:50
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おきもち

川口 英俊
「僧侶は、悩む人に正しいくすりを調剤できる薬剤師であれ」 http:...

境内にお墓があると寺は潰しにくい

境内にお墓があるとお寺の施設をなくすのは難しいし、地元の人は近所にお寺・お墓があるほうが便利なので、お寺の数はなかなか減らないでしょう。
しかし、小さなお寺では住職が生活できる収入はないので、住職のなり手がない。
そこで、近所のお寺の住職が空き寺の住職を兼務することになります。
江戸時代はお寺が住民の戸籍を管理する役所の機能もあったし、お寺が農地を所有して年貢収入もあったので、たくさんのお寺を維持できたのでしょう。
現在ではお寺からの収入ではお寺の数に見合う人数の僧侶を養えません。年金や保険を納める義務があるなど、坊さんでも現金収入がないと暮らせないし。
人口現象社会で土地は余ってきますから、大都市を除くと、今ある寺をわざわざ壊してまで宅地を確保する必要はないので、お寺は減らないと思います。

2015年8月7日 18:59
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おきもち

浄土宗教師。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための...

「お寺全般」問答一覧

お寺を継ぐべきか

初めまして。 わたくしは福岡県内にある、臨済宗のお寺の息子でございます。 私は、京都の大学を中退後、2年間地元で働きました。 京都では、本山内にある禅塾で生活を送り大学に通っておりました。 そこから、2年間働き その後 修行道場へ掛塔しました。 ですが、修行はやはりとてもつらくこの世のものとは思えないくらいでした。 そこから3か月目のことです。 ある日足が動かなくなり、病院へ行きました。 両足を疲労骨折しておりました。 それが一度目の逃げ(失敗)でした。 そしてその後、道場へ戻ったのですが。 何か月か外に出ていたら 周りの雲水との関係に亀裂が入っており それに耐えきれず 逃げ出してしまいました。 それが二度目の逃げ(失敗)です。 そしてその翌年の春 違う修行道場へ掛塔しました。 庭詰めが終わり旦過詰の途中で いきなりとんでもない恐怖心に襲われ 気が付けば倒れておりました。 そしてそのまま、気が付けば実家のお寺にいました。  三度目の失敗です。 そして今、パソコンに向かってこの相談を記入している状態です。 私は、昔から父親(師匠)毎晩毎晩 「お前は早く修行に行ってこの寺をついでもらわんといかん」と 口うるさく言われて育ってきました。 私は当時お坊さんには絶対になりたくないと思ってました。 大学も京都の花園大学(仏教の大学)へ行けといわれっておりましたが、京都の仏教大学ではない普通の大学へ進学 そこで、一人暮らしできるかと思いきや 京都のあるお寺にある学生寮に強制的に入れられました。 そこで、朝5時に起き朝課を行い掃除をして大学へ行き 17時(門限)までに帰宅し、掃除を行いというような 小僧のような生活を送りました。 その生活を2年間送り、嫌気がさし大学自体、独断で中退し 無理やり実家へ帰えりそこで、2年間仕事をしながら お寺のことを手伝いをしながら生活を送っておりました。 その後、修行へ行ったのですが3回も失敗し このような状態です。 正直、私はお坊さんに今はなりたいと考えています。 ですが、今はなりたくありません。 ほんとに今どうしていいか全くわかりません。 お寺のこと、家族のこと、自分のこと 何がしたいかもどうすればいいのかも わかりません。 ほんとに文章能力が全くなく申し訳ございません。

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