気持ちの整理
実家の問題で気持ちの整理が付かず、悩んでおります。
父は8年前に倒れてから障害が残り、要介護状態。
母が老々介護してなんとか生活している状態です。
父は倒れる以前からDV、モラハラ激しく、家族全員苦しめられました。
最近は障害も進み身体もうまく動かせなくなりましたが、動けていた時は物を投げたり包丁を持ち出したり…と警察に助けを求めたことも。
家にいることを好み、デイサービスに行かせるにも一苦労。
8年経った今でさえ、母が体調を崩してもショートステイに行くことを嫌がり中々行かない状態です。
母も高齢で段々と身体の調子が悪くなっていて、先日電話をした際に
「下血して病院にかかった」
と聞きました。
夜遅くだったこともあり、何とかショートへ入れて頂いてから夜間救急へ行ったそうですが、後日ケアマネさんより話があり
「たまたま職員が残っていたから対処できましたが、今後こういうことがあっても対処できるとは限らない。もう年齢的にも体力的にも限界だろうし、今後のことを考えて下さい。」
と言われたそうです。
以前から入所の話はしていたものの父が拒絶するであろうことと、母の「可哀想だから自分が看れる限りは看てあげたい」という考えを尊重して現状に至っています。
こういった話は父がいるところではしなかったのですが、今回本人のいる前で電話で話をしました。
勝手な物言いばかりで理解しようとしない父に母が「直接聞けばいいじゃない」と電話を代わり、私が話すことに。
今まで言われて辛かったこと、母に「それでも血の繋がった親子なのだから」と頼まれてちゃんと接してることなど話しました。
泣きながら「申し訳ない、許してくれ」と言われましたが、最近はそうだと聞いて知っていました。
どうせ電話を切った後にまた怒鳴るのだろうと分かっているのですが、悲しい気持ちになりました。
父のことは人としても親としても嫌いだけれど、何十年と一緒にいた情まではなくならない…。
私の言った言葉は必要だったのかもしれないけれど、言い過ぎたのかもしれない。
いや、はっきり言う必要性はあった。
私にとってはどちらも正しく、どちらも間違いだったのかもしれません。
必要性と、自分がされたら嫌なことを人にしてしまった罪悪感の間で、自分の気持ちをどう整理したらよいかわかりません。
どうかご助言をお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お父さんも、本当の意味で、家族の心を知れたんです。
そぅ。。。
お父さんも、今 身体の不自由を感じながら、家族に支えられて ようやく生きていると実感されていることでしょう。そんな状態の人に、今までの気持ちを伝えて、追い込んだのではないか、私の方が非情なのではないか、という気持ちなのよね。
人って、その立場に置かれて ようやく身に染みて分かることがあります。お父さん、どういう気持ちで 聞いておられたでしょうね。
みんなね、人生を振り返る時があります。自分は、どんな存在なのか、これまで これから どう生きていくのか。
あなたが、あれでよかったのかと問うのと同じで、お父さんも、夫として父親としての人生を振り返っておられることでしょう。
あなたの言葉が、家族みんなのこれからを、良い方向へと変えていくのですよ。今 こんな時期だからこそ、見つめ直せるのです。
今まで、お父さんのDVやモラハラに、よく耐えてきたね。どんなに恐怖で、苦しかったことか。もう、我慢する必要はないんですよ。ちゃんと本人に気持ちをぶつけられた。お父さんも、本当の意味で、家族の心を知れたんです。
その上で、向き合ってくれる家族と、生きていきたいと思える。そして、お母さんも、気持ちが軽くなられたと思いますよ。
あなた自身の、今までの苦しみも、これで救われたのではないですか。それでも、老いていく親を、あなたは見捨てることは出来ないでしょ。今こういうきっかけで、気持ちを伝えられたことを喜ぼう。そして、そんな お父さんを、また あなたを頼りにしている お母さんを、支えてさしあげてね。
質問者からのお礼
>教善寺 中田様
体調を崩してしばらく臥せってしまいまして、お礼が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
仰る通り、自分は非常なのではないか?人の道に外れたことをしたのではないのか?という気持ちでした。
その後まだ連絡をしていないので、父がその後どうしたか等は分からないのですが、中田様の仰られる通りに夫として、父親として人生を振り返ってくれたとしたら、辛い思いをしたかいがあったのかな…
姉には甘いと思われているようですが、こんな親でも、老いていく親を見捨てることは出来ません…
恐らく最終的に私が親の葬儀をして、実家の整理をすることになると思います。
母のことも色々問題があるのですが、辛い思いをした母を放ってもおけません。
甘くても、それでいいんですよね。きっと。
中田様のお言葉で、心が救われた思いです。
ご助言、有難うございました。