死後の「感覚」・「修行」とはどんなものか?
人が亡くなった後は、完全に無になるわけではなく
なんらかの感覚(味覚・嗅覚等)が残ると聞いたことがあります。
肉体は失うものの、なにが残るのですか?
また、人は死後に修業を重ねると聞いたことがありますが
具体的にどんな修行で、最終的に何を目指すものなんでしょうか?
教えてください、宜しくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
宗教、宗派によって受け止め方は様々です。
仏教徒であれば最終的に目指すのは仏に成ることです。悟る(覚る)ともいいます。
そのための行いが修行です。
修行の内容は様々です。
私は悟ってはいませんから正確には分かりませんが、おそらく人それぞれ適している修行が違うのだと思います。その為に宗派が分かれたともいえます。
お釈迦様は瞑想で悟りましたから、瞑想や坐禅をされる方も多いです。
仏になればあの世も輪廻もありません。
それを超越した存在なのです。
しかしながら、生きている間に悟りに至ることができない人もいます。私もそうです。
そのような人は極楽浄土に行くことを願うのです。極楽浄土とは阿弥陀仏が造った国であり、修行に適した環境といわれています。そこに行けば誰でも修行によって悟りに至ることができるのです。
ですから、命が終わると魂(精霊、精神、思念、心など)だけが極楽浄土に行くのです。残るのはそれだけです。ただ、修行の過程でどこでも見ることができるようになったり、どんな声も聞こえるようになったりするといわれています。
極楽浄土での修行の内容は分かりませんが、仏様や菩薩様、そして先に極楽浄土に行って修行しているご先祖様が導いてくれるので、その人に合った修行を教えてくれると思います。
あなたのお子さんが、もし極楽浄土に行ったのでしたら、今頃は仏に成る修行をしていることでしょう。供養して修行頑張ってねと励ましてあげましょうね。
南無阿弥陀仏