hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

恐怖心や不安感を克服したい

回答数回答 2
有り難し有り難し 17

相手は、ノロウイルスです。
日常生活に支障を来す程の、強い恐怖心や不安感があります。
何とか仏教の教えをヒントに、克服できないものかと質問しました。

例えば、
(1) 汚物を処理する時の精神的ストレス
(2) 激しい症状による肉体的苦痛
(3) 二次感染の不安

これらを過剰に恐れない考え方(捉え方)が見つかれば、気持ちが楽になり、もっと生きやすくなると思います。

適切な対処法は厚生労働省のHPを見て知っています。また、どんなに予防しても対処しても100%じゃない、なるときはなるもの、と分かっています。でも、心が追い付いてこないのです。

3つのうち1つでも構いません。ノロウイルスに対して動じない心を持てるよう、どうか知恵を貸して下さい。
よろしくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

嘘のようなホントの話「ホトケ汁がほとば汁。」

こんにちは。
一家でノロウィルス感染したTHE・ピーゴロ丹下💩です。
ノロ君・ロタ君は2日も寝てりゃ治りましたよ。👌OKッス。
ノロ・ロタとかって最近名前が付いただけで、一昔前は風邪という言葉ひとつで片づけられていたもんです。
今年は一家でインフルエンザが流行しましたが、どういうわけか私だけかかりませんでした。
幼稚園のママ友さんたちから「エー、一番最初にかかりそうな体してるのにー(笑)」とか言われたダメージの方が大きい位です。
何でかからなかったのか理由を考えてみました。
1濃い目の緑茶を飲んでいた
2般若湯を飲んでいた
3誰かの助けになる仕事をしていた
1の緑茶はある時、飲まなくなりましたから関係ないようです。
2の酒は飲んでもかかる人はかかっています。
これは半分聞き流して頂いて結構なのですが、多分、本当じゃないかと思うので話すのですがゼッタイ3だと思うのです。
自未得度先度他と言いましてね。
「自分が持っているチカラで何か人に喜んでもらいたい」ことを❝嘘偽りなく❞やるんです。
そうすると、そのチカラが何故か喜び✨エネルギーになって、嬉しくて心身にバリアを張ってくれるのです。
私は坐禅会で悟りのある真実仏法を禅で悟った老師の下で学びそのまま説いています。
このサイトでも回答したり無料お悩み相談などをしていくと、どういう訳かホトケ汁が体内で分泌されていくのです。嘘偽りない行なら何でもいいと思います。
以前、TV出演してAmazon・みんれびの僧侶派遣に反対して坊さん達から嫌われながらも猛反対しました。その理由の一つが自分のことしかないケチな根性や仏法のないウソビジネスをやめてもらいたかったからです。我欲は布施にならない。自分の良心を騙してまで宗教心のない金儲けするなんて絶対に罰が当たるのです。
坊さんでも、ケチな人は沢山います。。
金持ってるのにセコイ人。
モノを持ってるのにあげられない人、手放せない人。
仏飯を頂いているのに仏法を説かない人、学ばない、ポクポク中身のないお経しか読まない人。みんなけちんぼですわ。ホントは仏教を名乗っちゃいけない。
まだまだ「自分」が上位だからです。
私は自分より「仏法」が上位です。
すると仏法が自然に守ってくれるのです。
つまり自分より仕事上位という感じでやってみてください。
仕事の仏様が内側から守ってくれるのです。

{{count}}
有り難し
おきもち

迷うから苦しみの波が立つ

ゆうゆうさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。

ゆうゆうさんはノロウィルスが怖くて仕方ないのですね。知識として分かっていても心がついていかずに悩んでいるのですね。

確かにノロウィルスは激しい嘔吐や下痢症状を起こし、体力が弱っている状態では命に関わることもあります。

しかし、日常生活に支障をきたすほどのウィルスではありません。ゆうゆうさんは、ノロウィルスが目に見えないことで恐怖心を増幅させてしまっているように私には感じます。

中国の故事で、何事も怖くて外に出ることができない人がいました。家の中にいたらタンスや食器棚が倒れてくるかもしれない。どこからもとなく弓矢が飛んでくるかもしれない。ついには空が落ちてくるかもしれないと心配になってしまいました。

ゆうゆうさんも「空が落ちてくるかもしれない」と恐れています。
弘法大師空海は「自分の心が迷うから苦しみの波が立つ。心の本源を悟れば広大な仏の水が澄んでくる」と言いました。

迷っているばかりでは苦しみを増幅させるだけです。ノロウィルスを過剰に恐れるから日常生活に支障が出ます。
ゆうゆうさんが適度にノロウィルスに付き合っていくことができるよう祈念しております。

{{count}}
有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中村太釈さん、回答ありがとうございます。
「杞憂」のお話から地震を連想しました。考えてみると、近年日本でも大きな地震が多発していて、確率など関係なく、どこに住んでいても被災する可能性はあるわけですよね。
だけど、皆さん普通に生活されています。私も同じです。
いつ来るとも知れない地震に怯えていても仕方ないですものね。今、地球の活動期?に生きている私達に出来ることと言ったら、「備え」だけ。

ノロウイルスも同じで、準備万端にしておけば、慌てず迷わず苦しみの波を立たせずにすむかもしれません。
これが太釈さんのおっしゃる「適度に付き合う」ということと解釈しました。ありがとうございました。

丹下覚元さん、回答ありがとうございます。
2日… あ゛あぁ゛あぁ…

ホトケ汁は免疫と関係がありそうですね。
ボランティアや仕事をやり遂げた時、何かのキラキラパワーが体内で分泌される感覚に近い気がします。

でも嘘偽りないとは難しいです。
私はボランティアでも自分の中に自己満足を見てしまうので。(ボランティアを否定しているわけではありません。助かる人がいるのであればいいと思います。)
仕事も同じ、どこまでも己から離れられない半端な気持ちで、ホトケ汁が出るのかどうか。

と考えていたらありました、閃きました、「自分より上位」な行為。
しかも良いのか悪いのか、ノロウイルスに真っ向から挑む決意となり、もう少し細かく詰めれば、根本の課題も解決できるのです。(今、分岐点にいます)
後は、覚悟だけです。
そうですか2日…あ゛あぁ゛あぁ…

今回の質問で、色んな発見がありました。ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ