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結婚を両親が反対してます

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有り難し有り難し 15

こんにちは。

わたしは35歳で結婚を考えていますが、家族に反対されています。
理由は彼が離婚歴があり中学の男の子を引き取っているからです。
また、彼が自営業であることも反対されています。

親としては、条件の悪い結婚と感じているようですが、わたしとしては、彼がわたしをとても大切にしてくれるのでありがとうの気持ちでいっぱいです。子持ち相手との結婚は大変なこともあると思います。わたしにはまだ、わかっていないこともたくさんあると思うのですが、子供も含めて幸せに生活できるようにがんばりたいです。

親は相手がいい人かどうかは二の次で普通の結婚じゃないとだめとの一点ばりです。彼に会う気はなく、結婚するなら一切この家とは関わりを持たずに生きてほしいとのことです。

わたしは普通で生きることが正解なのかはよくわかりませんが、誰と結婚しても大変なことは結婚生活にあると思います。その中で一緒にがんばって生きていくことができる相手がどうかが大切でそう思える相手に出会えたことをわたしはとてもよかったと思っています。

今は家族から縁を切られることを覚悟で彼と結婚するつもりですが、
家族みんなを不幸にしてまで一緒にいたいのかといわれることもありました。
わたしが初婚なので彼は結婚式を挙げるつもりでしたがわたしの家族が反対なので式はあげません。私の家族はそんな誰からも祝福されない結婚で式をあげるなんてみたいな考えです。
子持ちの方と結婚するのはそんなにもだめなことでしょうか。

父に関しては、挨拶してもわたしとは口をきいてくれません。
もう仕方がないと思っているのですが、両親も年で体調も心配ではあります。

年老いてきている両親を喜ばせてあげれない結婚をすることはだめなことでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親にとっての結婚ではない

結婚するのはあなたです。(^<^)
両親に認めてもらえないことは悲しいことですよね。
あなたは彼が好きでしょうがない。
「ううう、お父さん、お母さん、どうしてわかってくれないの。祝福してほしい。」
ご両親はあなたが心配でしょうがない。
「ううう、みかこ、どうしてわかってくれないの。私達だってそういう時期があったの。だから言ってるの。周りにもそういう人たちだって沢山いた。でも最後は…。今はイイだろうけど、将来、子供を授かった時、とても大変になる。あなたのためを思っているだけなのよ。」
それぞれ守るものが違うのです。
そこは赦しあうべきです。
今は恋をしている状態ですから、親御さんが言っても、何も耳に入らないと思います。
むしろ結婚を反対している親を敵視する程であると思います。
でも、いつかきっと思う日が来ます。
「ああ、やっぱり普通の人と結婚すればよかった」って。
ぶっちゃけ、普通のシンプルな結婚の方が、負担や心配事や彼の子供が大きくなった時のいざこざがありません。反発されながらの結婚は、今後も親に頼りづらい、何かあった時、親からソレミタコトカ!状態。そうなってからでは今さら引っ込みもつきません。
彼にそばにいて欲しい時も、彼は実子の面倒を看なければならない、同居しながら彼の子供にいつも気づかいしていなければならない、などの精神的負担はちょくちょく出てきてしまうものなのです。
私は質問者様にウソはつきたくないのでハッキリ申し上げます。
今はわたしを怨んででもいいですから、別れた方がいい!ですよ。
          (; ・`д・´)!?  ('◇' )ゞ
とにかく普通の人と恋愛した方がいい。諦めた方がいいです。ホントに。
そうすれば必ず、20年後に私に「ああ、本当にそうだった」と感謝する日が来ます。
信じられないでしょうから、まず、絶対に子供を作らないを条件に1年~2年同棲することです。その中で、20年先を想定してみてください。
あなたと彼との間の子供ができる。
複雑な気持ちになる彼のお子さん。
実際の兄弟となった時の人間関係。
本当の現実が見えてくるはずです。
今は絶対にそんな事は無い、と思っているはずです。
ですが、それは自分の事しか見えていない状態なのです。
あなたの子供も彼の子供も矛盾を抱えてしまう時が必ず来るから反対なのです。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

ダメじゃないと思いますよ

御両親に認めてもらいたい。祝福されたい。それは当然の思いでしょう。
しかし、ご両親は子持ちの人との結婚は不幸であると決めつけてます。

全て、あなたに幸せになってもらいたいという思いだけでしょう。ですから、幸せな姿を見せてあげてください。辛い様子や浮かない顔を見せてませんか?そして、彼の力もかりて説得してみてください。

最悪、結婚してから徐々に認めてくれるという事もあると思いますよ。それこそ、お子さんでも授かれば尚のことです。親は子供の幸せを見たいだけですから。あとはあなたの彼を見る目にかかっているのではないですか。

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おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

自分が幸せになると家族みんなを苦しめている気持ちになっていたので親は子供の幸せをみたいだけといっていただけて気持ちが少し楽になりました。

自分が選んだ相手が正しい選択になるのかは今はわかりませんが、また、親といつか分かり合えるかどうかもわかりません。
でもわたしが幸せにやっていれば、いつかわかってくれると信じてがんばっていきたいです。

ありがとうございます。

ご回答ありがとうございます。

子どものことをちゃんと考えて先のことを決めたいとは思っています。
複雑な環境になってしまうことには、迷いもありいろいろ考えてしまいます。

ゆっくりと
結論を考えたいと思います。

ありがとうございます。

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