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日々仕事をやめたいという気持ちが溢れて苦しい

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有り難し有り難し 6

研修期間、見習い期間を経て、1人立ちが始まり、社会人として1年経ちました。
研修、見習い期間ではあまりにもきつく、つらく、かなり心のバランスがおかしくなってしまっていたと思います。

半年の研修期間は寮生活で時間もキツキツ、自信を失ったり、人との関係でストレスが溜まり、もう耐えられないと思いました。母親にもう辞めたいと大泣きして話したときはしっかりと話を聞いてくれ、気持ちが楽になりもう少し頑張ろうと思いました。

配属されてからの見習い期間で一番きつかったのは、泊まり勤務で夜中、極寒強風の中、一晩中外で立ちっぱなしや自転車をこぐものでした。きついとか新人として言ってはだめだと思い、とにかく1人耐えました。
それに加え、拘束時間の長さ、休日出勤の多さ、寮で時間をとられるなどもあります。

この期間で、本気で辞めると父母に話しました。納得してもらいました。

どうせ辞めるんだからと思っていたことと、一番身近な先輩にこのことを思い切って話したことで気持ちが軽くなりました。(学校にいる時もここでも、皆同じように頑張っているのだから、辞めたいと相談したら相手は嫌な気持ちになるだろうと誰にも相談せずにいました。)
上司と一度話したものの、ずるずるとしてるうちに再度学校に入る時期へ。
この学校の時期は、すごく楽な期間だったのに、それでもこれからのことを考えるとやっぱりやめたいという思いがいつもありました。

そして今、休みの日も憂鬱になり、母と楽しい時間を過ごしてても急に落ち込んだり、ぽろぽろやめたいようなことを口にして嫌な思いをさせてしまいます。
この気持ちでいるせいか、少し否定的にみてしまう仕事の一部の内容が、より嫌になってきました。

また、私にとって寒さは一番避けるべきものだと気付きました。小さい頃から苦手で、寒さに震えている時は驚くほどネガティブな思考になっているということが最近分かったんです。

辞めてこれから先簡単に上手くいくとは思えませんし、ポジティブに頑張ろうと思える瞬間もたまにあります。若い今は困難に乗り越え頑張らなくてはということもわかります。でもこんなに苦しむ仕事じゃなくていいよ…と思ってしまいます。親に心配をかけ、負担をかけるのは嫌ですが、もっと穏やかに日々過ごしたいです。

アドバイスをいただきたく思います。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それでいい

ちぎたさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。

ちぎたさんは、研修期間、見習い期間は「新人だから」と耐え忍んできたけれど、あまりにもきつく、つらく、心のバランスがおかしくなってしまったのですね。

ちぎたさんが精一杯やってきた結果、合わないという結論に達したのであればそれでいいと思います。

空海は、「人の性格や才能、暮らしている環境は千差万別である。だから、正解はひとつではない。病気の症状によって、それにあった薬を飲まなくてはいけないように、人それぞれに正解は違う。あなたには、あなたの道がある」
と言いました。

ちぎたさんには、ちぎたさんの道があります。
ちぎたさんが自分の道を見つけることができるよう祈念しております。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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質問者からのお礼

回答いただきありがとうございました。自分の道を見定め歩いていけるよう前向きに考えていこうと思います。

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