hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

仏性について

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

精神疾患や人格障害などで責任転嫁や攻撃をしてくる人と信頼関係を構築しなければならない場合、お坊さんはどのような姿勢で関わりますか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まず、あなたの質問をちょっとご自身で読み直してみると、答えが分かると思います。
Q「精神疾患や人格障害などで責任転嫁や攻撃をしてくる人と信頼関係を構築しなければならない場合、お坊さんはどのような姿勢で関わりますか?」

精神疾患
人格障害
責任転嫁
攻撃をしてくる人

「そういう特殊な人」だと思っていると、ダメです。
最初から、ラベル、レッテルを貼ってるから、相手も敏感に察しますよ。
同じ人間ですよ。逆にあなたが、そういう人間だと私から思われて特殊扱いされたら、あなたはわたしを嫌いになると思います。尊厳を損ねられた気持になると思いませんか?
そんな相手に信頼なんかできやしませんよね?(^<^)
お互い只の人と只の人なんです。
ラベルや肩書なんて絶対に持ってきちゃいけない。
私だってお坊さんだとみられるのは好きではありません。
丹下個人として接してくれる人が信頼関係を構築している人です。
人間肩書きで接する人ってどこかよそよそしさがぬぐえないものです。
只の人になって、ただの人とし接してください。尊厳を重んじて差し上げてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

そういう人だと認識して付き合います

「この人はそういう性格の人だ」と知っていれば、それに沿った付き合いをします。
信頼関係で繋がることができる相手は人生にそうたくさんいません。
だから信頼関係ではなく人間関係を構築しましょう。
自分と合わない人とは親しくなれませんが、合わせてフランクに付き合うことはできます。
それは自分にとってストレスですが、相手に合わせず憎しみ合うストレスよりは楽だと私は思っています。

この娑婆という世界は嫌な人とも付き合わなければいけない世界です。
そのことを、お釈迦様は「怨憎会苦」という苦しみだとお説きくださいました。
人間生活をおくるならば必ずこの苦にであいます。
逃れることは大変難しいものです。
娑婆とはそういうもんだと知ることが大切です。

だからこそ、この娑婆から浄土という世界へ解脱しましょうという仏教があるのです。
仏法を聞いて仏様の道を歩ましょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

釈心誓様
ご回答ありがとうございました。
仰る通り、信頼関係をきずくのは難しいことですね。仕事でそのような方の支援をさせていただくときに、信頼関係を築かないと成り立たないことがあるので、お尋ねしました。
でも、信頼関係を築こうなんていう努力などしないほうがいいのかもしれません。
そういう人だと思ってそれなりに関わるしかないのかもしれません。
ありがとうございました。

丹下様
ご回答ありがとうございました。
レッテル貼りは尊厳を蔑ろにするのかもしれません。
しかし、暴言暴力があるという事前情報があれば前もって対処を考えておかなければ自分が危険になりますし、虐待などの見落としに繋がるかもしれません。
綺麗事だけで世の中が成り立つのであれば、そのような危険のない山や寺で一生を過ごせるのであれば、それでいいのかもしれません。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ