人の悲しみを癒すにはどうすれば良いか回答受付中
私は現在アロマセラピストとして働いております。
たくさんのお客様と関わる中で、皆さん様々な悲しみや苦しみを抱えながら日々を過ごされている事を知りました。
お客様の身体の状態を整える仕事をしていますが、身体を整えるには心の健康が何より大切だと思っています。
大切な人を亡くされたお客様の身体は悲しみが抜けず固くなり、何年経っても痛みが楽になりません。
私の技術ではどうすることもできない事が力不足で申し訳なく、もっと心に寄り添えて元気を与えられる人間になりたいと思うようになりました。
悲しみを癒すにはどうすれば良いか考えた時、法事でお世話になった和尚さんが頭に浮かびました。
一般人でも仏教を学ぶ事はできるのでしょうか?
また、どのように勉強すると良いか教えていただきたいです。
関西在住なので近くに法話が聞けるお寺を探してみましたが、開催されているお寺が少なく、違う宗派のお寺に聞きに行っても良いのかもわからず行けていません。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの専門で、あなただからできる技術を施すことが一番です。
全部あなたが取り除いてあげて回復させると、思わなくてもいいのですよ。ご本人が向き合わなければならないことでもあるのです。セラピストにはセラピストの、医師には医師の、僧侶には僧侶の、それぞれの専門があります。
お客様が来られるということは、それでもここでの技術を求められているということ。あなたの専門で、あなただからできる技術を施すことが一番なのですよ。
心に寄り添えて元気を与えられる人間。そうですね〜あなたの優しさが伝わってきます。
ですが、お客様にはお客様のペースがあって、こちら側が先回りして与えても、ご本人にはプレッシャーになることもあります。
黙っていても、包み込むような、心休まる雰囲気の中で、あなたの施術がきっと届いていきますよ。そんな空間づくりも大切になさってくださいね。
私にはグリーフケアの現場があります。心のサポートが中心ですが、必要であれば支援に繋ぎます。自分で全てを負い、回復させてあげるなんてことは、本当にその人のためになるのか。自分の無力さに、もどかしい時もありますが、それぞれの専門家に任せていく。そうやって周りのサポートに繋がっていくことが、その人が乗り越える力にもなっていくのです。
あなたのお住まいの地域も、お寺がたくさんありますよ。また、誰でも参ることができます。仏教書もありますが、お寺の法座でお聴聞されるのも良いかと思います。私のお寺でも、毎月法座を開いています。