自分の個性の受け入れ方
この春から社会人となり、周囲の人や環境が大きく変わりました。
上司や先輩、同期の方々は本当に有能で内面的にも素晴らしい人ばかりです。
そのような状況の中で、自分に出来る事と出来ない事をより意識するようになりました。
ある点では、自分が得意だと思える部分があります。ただ、周りの方達もそれぞれそのような点を持っていて、その点に関しては現状敵う気がしません。
もちろんそういった点を学べる環境だと思い、少しずつ吸収し、自分自身が成長していることを日々感じています。
このまま焦らなくてもいいのだと考える一方、うまく出来なかった際に、今自分に足りないものがある事に焦燥感を感じてしまいます。
周囲の方達は、大きな心でサポートしてくださります。ただ、今自立出来ていない事に申し訳なさを感じる事が自分の心に負担となっています。
いずれ出来る事が増え、そういった事を感じる事も少なくなるとは思います。しかし、きっと自分の得意不得意がある点に関しては、変わらないのではないかと考えています。
人それぞれ違うのだから、全てにおいて得意でなくても、自分の長所を伸ばせばよいと考えているのが今の自分の思考です。
ただ、努力してもとても追いつける気がしない、相手の得意分野を見ると、自身の一部分に諦めを感じる事が寂しく感じます。
これから何十年と続く人生の中で、そういった自分の特性や個性をどう受容していけば良いでしょうか。
アドバイスなどありましたら、お聞かせ願えたら幸いです。
何卒よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の伸びしろを信じてみよう
仕事をすることを厳しさ難しさを自覚しつつも、自分自身をbrush upさせるにはどうしたら良いか、悩んでおられるようですね。きっと、いい職場なんでしょうね。ぽんたさんの前向きさが感じられます。
馬齢を重ねたからこそ思うのですが、会社でも役所でも新卒採用の新人を即戦力とは思っていません。私が若い頃に「新入社員なんて、3年間は戦力にならん。会社に貢献してもらよりも、会社側の持出しの方が大きい。」と年配のビジネスマンの御高説を聞いたことがあります。なかなかの至言だと思いました。今のあなたに十分な実力が無くとも、悲観する必要はありません。多くの先輩方が辿ってきた道だからです。
私は寺の住職となって約30年間一生懸命やってきたつもりです。自分なりに研鑽を積んできたという自負はありますが、決してオールマイテイーではありません。いつまでたっても、成長の無さを感じる日々であります。でも、自分の未熟さを実感することが、今後の自分なりに学んでいくことの励みとなりますし、多少なりとも自分が成長していくモーテイベーションとなるのではと思っております。
「自分の能力に自信が持てない」と感じるのは、自分の未熟さを自覚することであり、自分を成長させたいという意欲の表れだと思います。陸上競技や競泳の選手がいくら練習しても記録が伸びないことがあります。仕事においても、競技者の記録が向上しないのと同様に、いくら頑張っても仕事の能力の向上が感じられない時は有ります。でも、記録が伸びないからと言って歩みを止めたら今までの努力が台無しになってしまいます。それは仕事においても同様でしょう。苦しくても、自分には伸びしろがあるんだと信じて歩み続けてみましょう。
苦しくても、自信が持てなくても、やるべきことをしっかりやって歩み続け、ふと後ろを振り返った時、「これだけのことをやってこれたんだ。」と自分の頑張りを確認し、自信を持ち達成感を得る時がきます。そんな時が必ず来ます。
それでも得意なことを伸ばしましょう
ぼんたさん
初めまして
だてりゅうほうと申します。
あなたのご意見にとても共感いたしました。
おっしゃる通りだと思います。
しかし、現実的にギャップを感じる点も存在するといった部分で悩まれてらっしゃるようですね。今日はそのことにお答えさせていただきます。
これからはあなたのおっしゃるように、
>>人それぞれ違うのだから、全てにおいて得意でなくても、自分の長所を伸ばせばよい。
このような思考で生きていくべき時代になるでしょう。
その中で、そういった風潮が強くなるほどに
>>相手の得意分野を見ると、自身の一部分に諦めを感じる事が寂しく感る。
この問題が色濃く出て来ているのも現実です。
では、その《寂しさ》がなくなるためのシンプルな対策は
【あなたの長所を、今以上にあなたが自覚して、満足することです】
それは何故か。
必ず人間は成長するからです。
あなたのおっしゃるように、長所を伸ばしましょう。
するとあなたの長所以前に、あなたの存在そのものの器が広く深くなっていきます。
すると以前は苦手だったこと
足りなさを感じて、トライすることすら抵抗があったことも
「私のこのテクニック使ったら、あれも出来るかも」というふうになっていきます。
例えを出すならば
オリンピックに出ているような
世界選手権に出ているような
若い年齢の方達
彼ら彼女らのカメラの前での話す内容の凄さ。
あれはきっと競技を極めていく過程で、苦手であろうとなかろうと
身についていったものでしょう。
はい。
ぼんたさん
あなたの考えを、迷わずに突き進んでください。
今、自分の才能のない部分にどうしても目がいってしまう瞬間があるかもしれませんが
それでも言います。
あなたの得意なことを伸ばし続けてください。
必ず他の才能もそれにつられて成長していくことでしょう。
あなたの成長を心から応援してますね^^
だてりゅうほう
参考になるような動画を何本か収録してあります。
機会があればご視聴ください。
質問者からのお礼
親身になって頂き、ありがとうございます。
現在は、当時よりはるかに飛躍して活動できています。
今度は、自分が誰かの助けになるような、言葉をかけていきたいと思います。