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就職活動に疲れてきました

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

現在就職活動中の大学生です。

三月からずっと就職活動を続けて肩の力が入りっぱなしでそろそろ疲れてきてしまいました。友人が内定をもらって喜んでいるのを少し嫉妬してしまう自分が嫌です。
一つ上の先輩から間違っているアドバイスをされて不必要に焦らされたり、またその先輩からうちの妹は100社受けた、私は30社受けた、まだ就職氷河期だ、などと具体的な内容のない焦るだけの助言?を貰ったり
別の先輩に地元で働きたいのならうちを受けてよと言われて信じたら先輩の勘違いで今年は地元で職務募集をしていなかったり
志望度の高かった会社の一次選考でシャープペンシルの芯がほとんど折れていて満足のいく結果を出せなかったり
就職活動中だというのにくしゃみをした拍子にぎっくり腰になって1週間動けなくなったり(今はなんとか動けます)
今は持病の喘息が少し悪化してきて物理的に息がしづらさがでてくるし
就活で予定が詰まっているのにしつこく遊びに行こうと誘う母親の無神経さにも(気分転換をさせようとする気遣いなのかもしれないですが何度言ってもやめてくれず、少し苛立ちます。毎回帰ってきては疲れたし家が一番いいねと言うのに…)
少し疲れてきました。

一次選考もなかなか突破できず、気持ちばかりが焦って面接などの経験が不十分なことも
どこを受けても「どうせ落とされるんだ」という諦観が付きまとうのも
就活浪人をしてしまい未来への漠然とした不安を抱え続ける可能性を考えてしまうのも

全てがひっくるめて辛くなってきました。
今週は更に就活以外にもやることが増えてこれが全て成果には繋がらない可能性の方が高いと想うと踏ん張る力が抜けていきそうです。

した努力が全て成果に繋がるわけではないし、報われるとは限らないことも知っています。
けれど、経験を生かそうなどという前向きな意識を持つのも疲れてきて骨折り損のくたびれもうけになるのでは?という考えが日に日に強くなっていきます。

頑張ることをやめないために、何かお言葉をいただけると幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無駄なことをする覚悟

禅の道場に上山すると(ごく一部の特異体質者を除いて)みんな逃げ出したくなります。実際に毎年脱走者は後を絶ちません。

そんなとこでよく言われるのは「辛いのは頑張っている証拠」です。
坐禅や正座をサボっていたら足が痛くて辛いとは感じられません。我を壊すために怒鳴られるのを受け止めなければ、自分を否定されて辛いということも感じられません。細かい作法を覚えるのが面倒だから勉強せずサッサと寝てしまえば、自分の生活の猫背を矯正する辛さも感じられません。
だから、辛いのは逃げずに頑張っている証拠なんです。正しいことをしている証拠だと思って頑張るんです。

まぁ、我慢そのものは修行でも仕事でもないのですけどね。そこは勘違いしてはいけません。でも私たちはそうして自分で自分の修行が出来るようになるための準備期間を耐え忍びました。

そりゃね、努力したことが全て成果に繋がるわけではないし、報われるとは限りませんよね。社会に出たらこういったことはさらに多くなります。
1つしか採用できない企画のために4つも5つもプランを立て、サンプルまで作って提案しなければならないこともあります。まず必要になることはないけど一応準備しとけと言われ、やっぱり必要ないこともあります。
「やり過ごしの効用」ということもありますが基本的には、無駄になると分かっていていようとどんな仕事でもやってくれる人材を探しているわけですから、骨折り損を嫌うわけにもいかんのですよね…
ボランティアのhasunohaでさえ、せっかくお坊さん達が時間を割いて本人のためを思った回答をしても、自分を甘やかす言い訳にならないからと返信もせず、3、4回まったく同じ質問を投稿する人もいます。それも覚悟の上でやらねば何も出来んのです。
無駄になると分かっていても自分のモチベーションを管理してやらねばならないのが社会人です。アメリカのスーパースターのロックバンド、リンキンパークなんか曲の1パート1パートを20通り30通り作り、組み合わせで試しながら作曲しているそうです。そういう無駄になっちゃう部分を厭わない人が成功するのでしょうね…俺はそんな大物にはなれねぇや。

就活を通して『努力は実る学校教育の理想』から『無駄でもやるねん、社会人』へ体質改善していると思いましょう。その体質改善の辛さはきっと、正しいことをしている証拠なんですよ。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouTuber「仏教・お寺ch 大慈」。 【現代日本仏教最大の課題のひとつはコミュニケーション不足】をミッションに10年以上、インターネット上で情報発信をしています。 YouTubeでは仏教の教えや読経だけでなく、お寺の真相やお坊さんの生活が分かる動画を配信しています。(リンクは↓のURL)

質問者からのお礼

お礼遅くなりまして申し訳ないです。
頂いたお言葉を読んで、「辛いのは頑張っている証拠」という言葉にぼろぼろまた涙がこぼれてきました。
無駄なことを厭わないのが社会人、という考えを聞いてなるほどと思ったので頂いたお言葉を反芻しつつもう少し頑張ってみようと思います。
ありがとうございました。

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