自分がどう生きれば良いのか分からない
初めまして。
私は20歳で、去年専門学校を卒業し、現在はフリーターをしています。
自分がこれから、どう生きていけば良いのかわかりません。
専門学校に入るまでは『音楽に関わる仕事』という夢があり、その目標に向かって頑張っていました。
しかし、いざ就活という時にその世界に足を踏み込むのが怖くなり、諦めてしまいました。
チャンスもありました。でも、自ら捨ててしまいました。
この春から一般の企業で働くことになっていたのですが、そこでも働くことが怖くなり、直前で辞退してしまいました。
一人暮らしも辞め、実家に帰りました。
アルバイトをしていますが、親のおかげで生活していけてるので本当に情けないです。
アルバイトはまだまだですが、職場の方々は良くして下さり、好きな音楽に関わる事もできて楽しいです。でも、アルバイトから正社員になるのは厳しいです。
『音楽に関わる仕事』を目指す前は、保育士さんになりたかったです。
そのため、保育士の資格を取ることができる専門学校へ行こうと考えているのですが、向いているのか分からないし、また表面だけ見て憧れているだけなのかも、と躊躇してしまう自分もいます。
世の中には自分のしたい仕事に就いている方は殆どいないとよく聞きます。
そんな中で、自分の本当にしたい事を見つけ、希望の職に就くことは難しいと重々承知しております。フラフラできているのも環境に恵まれているだけで、それに甘えているだけです。
ちゃんと就職して家族に恩返しもしたいし、周りの方達を安心させたいです…。祖母は今年78歳になりました。元気なうちに旅行に連れていってあげたいです。
やりたい事を探すのか、安定した仕事に就くのか。本当はどっちも叶えたいけど無理なのでしょうか。
自分は働くことから逃げているだけなのかもしれないです。前向きに考えるようにしてますが、時々フッと自己嫌悪に襲われます。
こんなに自分の本心をさらけ出して相談することはなかなか出来ません。
分かりづらい文ですが、読んで頂きありがとうございます。どうか、ご意見をお聞かせください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生き方は結果的に見えてくるもの
ぶっちゃけですね、やってみないと分からないのですよ。そりゃそうでしょう?
就活なんてのは所詮、食レポを読んだり聞いたりして食べたことない料理に憧れるようなものです。極論と語弊を恐れずに言えば、妄想です。そう、妄想ですよ。その段階で夢を持て!なんてやらせる教育が間違っとるんです。どーせ良いこととか、書ける範囲で悪いことしか公表してないんですからなおさらです。
私の修行道場の同級生にトンデモナク不真面目な奴がいました。仏教に興味ない、修行も嫌い、でもお寺は継がないといけない…修行生活は堪えているけど、自分から何か進んでやるわけではなく、いつも仲間の頑張りに乗っかっているだけ。困ったことに私と同じ部署に飛ばされたので何度も何度も苦言を呈しました。翌日には元の木阿弥でしたけど。そのうち諦めました。
そんな彼でも修行生活が1年たったある日、香炉の灰ならしをしている最中に突然悟り(?)、修行の意義を見出しました。そして生活態度を改めるのには時間がかかりましたが、少しずつ真面目に修行し始めました。
そんなモンですぜ、やり甲斐なんて。
本当はやりたい事ありきの仕事じゃないんです。仕事してたら結果的にやりたい事が出来るんです。
だいたいさ、一流の音楽家だって「自分が創りたい音楽と売れる音楽は違う」と言ってるんですよ?元プロ野球の坂東さんだって鶴瓶さんと深夜番組で話してました。
鶴「昔はよー遊んだねー。野球選手も芸人もいかに遊んだか。最近の人は遊ばんけど。」
坂「最近の人は遊ばんね。何が楽しいんだろうね。あんな玉投げたりポーンと打ったり。」
夢を売る職業、野球選手でさえこうですからね?
夢(妄想)のためではなく、食ってくために仕事すべきなんです。そして自分の仕事だけでなく、周りの流れ、できれば業界の呼吸が分かるくらいまでは続けないとダメなんです。そうしないといつまで経ってもやり甲斐には出会えんのです。
もっとも、バイト&音楽の生活をしつつ、出会いを求めて結婚して主婦になる!というルートもあります。お祖母さんが元気なうちに孫の顔を見せてあげたい!というのも恩返しのバリエーションの1つです。その辺でどう人生設計するかはあなたの自由です。
自由ですが、どんな道を選んだとしても、その道を生きると腹をくくり、その道の中で生き甲斐を探し求める姿勢を持ちましょう。
まずは3年しっかり働くこと。
KNさん、こんにちは。
夢を目指すことが怖くなりチャンスに逃げてから仕事をどうすればいいのかわからないのですね。
自分のやりたいことと仕事が一緒という人は、はなかなかないものです。ほとんどの人が仕事と夢・趣味をわけて行っています。夢を仕事にしてチャレンジする人はそれなりのリスクを伴います。そのリスクを受けるかどうかです。リスクをとって夢にかけるか?安定を取って夢をあきらめるか。それはどちらが良い悪いではありません。本人の人生の選択です。多くの人が夢に敗れて不安定は生活をしている方もいるでしょう。でも夢にチャレンジした人がいることで社会は発展してきました。成功した人だけでなく失敗した人も含めて社会に貢献したのです。夢に失敗したからといって人生が負けではありません。努力した分は必ず人生の肥やしになります。東大出身の人よりも高卒の人の方が社長が多いともいいます。
KNさんは安定の方を選んだのですから、その遠回りの方向でどう夢を実現できるかを考えればいいのです。まずは今あるアルバイトをしっかり働くこと。そこから心も強くなり、更に新しい道にチャレンジしたいという気持ちにもなるでしょう。保育士を目指すのであれば、同時進行で勉強を進めればいいでしょう。どんな音楽をされていたのか知りませんが、私はその分野を目指してもっと深めた方がいいのではと思います。最後は好きなことが続ける秘訣です。
人生は失敗の連続です。間違えればそこで立ち止まってまた一からはじめればいいのですよ。若いからまだまだこれからですよ。失敗はたくさんしましょう。人生の栄養ですから。
がんばって行きましょう。つらくなったらいつでも相談してくださいね。合掌