急ぐ・焦ることが怖いけど、計画的にものごとを進めたい。
急ぐ・焦ることに恐怖があります。
もともと完璧主義の傾向があって、期限も守りながら計画的に物事をこなすほうだったのですが、教育実習を経験して変わりました。当時燃え尽き症候群みたいになっていました。頑張りたいのに上手く身体が動かなくて、失敗しないようにという気持ちがいつもよりとても大きくなっていました。
このような状態で、実習に必要な授業案を作成するとき、自分が考えた案のすべてにおいて、指導教員に怒られる可能性が見えてしまい、案を書いては消し書いては消し…を繰り返してしましました。提出期限前日、焦りがピークに達して、頭が真っ白になり、まともに考えられる状態ではありませんでした。結局、授業案は期限内に出せず、指導教員にあきれられながら作成した授業案もひどいものでした。
おそらくこの経験をきっかけに、焦る・急ぐという感覚を感じることが嫌になりました。手が震えたり、気持ちが悪くなったり、頭が真っ白になって、同じ失敗を繰り返す気がするからです。
このような状態から抜け出そうと、課題を小分けにして1つずつこなす方法を実践しました。でも、その小分けの課題に自ら期限をつけているので、そこにまた焦りが発生して、気分が悪くなってしまいました。また、時々徹夜もしてしまい、どんどん疲弊して、結局間に合わないことも出てきました。
カウンセリングの先生には授業数を減らしたら?と言われました。でも、わたしの授業数は平均より少ないくらいで、これ以上減らすことは気が引けます。それに社会に出れば、やっぱり仕事に計画性・速さ・質の高さは必要不可欠だと思います。なので、減らすよりも現状を維持しながら頑張ることが今必要なことだ感じています。
自分は人よりできない人間であることは重々わかっています。でも、最低でも人並みに計画性・速さ・質の高さのある仕事をできるようになりたいです。そのために、急ぐ・焦るということに対する恐怖心を少しずつなくしていきながら、今の授業やその他やるべきこと(就活・バイト)を頑張りたいです。
わがままで申し訳ないのですが、どうかお知恵を貸していただけないでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
同じことを違う手段でやってみる
思い通りにいかないことでイライラしてしまうことは誰にでもあるものです。
事実というものには決まったルールはありません。
決まりがない というのが この世の決まりです
キッチリしたいということや計画通りにという事自体がすでに実物を相手にしていないと知る子どです。。
今日もいつどこで信号が赤に変わるか分かりません。
埼玉の聖地、池袋に買い物に行きたいのですが、お菓子の5倍イベントで激混みかもしれません。
八百屋にいっていつも買うものを買おうと思って行ったのですが、ありませんでした。
テポドンも飛んでくるとかいっても飛んできませんでした。
タケノコも沢山あったら便利だろうと思ってましたが、沢山茹でたら、冷蔵庫に入りきらないという事態が起こりました。
フライングガーデンというレストランでハンバーグを頼んだら、メニューでは2つハンバーグが乗っていたのですが、1つしか乗ってきませんでした。
しかも店員さんがそれを目の前でカットしてひっくり返しました。想定外。
計画通りにやったって想定外の事態が待ち受けているのがこの世の習いです。
流れゆく雲に次はこういう形になるだろうと思ってもまるで違った動きをします。
実際の事実というものはいつもこちらの思っていることとは違った形で現れます。
計画通りにやろうという事もいいですが、この世の大前提がこちらの思った通りにはならないという事「一切は皆、人間の思いとは無関係」ということを明らかにすることが大事です。
数をこなすより、質を比較して容量を学ぶ。
これは私が書で習ったことです。
一本の筆で同じように書くよりも別の筆で同じ字を書いてみる。
すると筆の質感が理解されるので筆遣いが上達するのです。
楽器も同じメロディーを別の楽器で弾いてみる。
あなたの仕事に当てはめてみてください。
ソーナという修行者
ソーナという修行者がいました。
彼はあなたのように真面目で、ストイックな考え方をする人で
「悟るまで一生懸命怠けずに励むぞ!」と修行を頑張っていました。
彼は足の裏が柔らかくて、当時の僧侶は裸足で修業するのですが、よく足から血を流していました。
ソーナはその痛みに耐えて、誰よりも修行に専念しました。
ですが、現実はソーナより後の修行者が悟りを開いていきました。
ソーナは「私ほど熱心に修行している者はいないのに…もう出家をやめようか」と思ったところ、お釈迦さまがソーナに説かれました。
「琴の弦は強く張りすぎても、弱く張っても 良い音は出ない。修行もそのようにするものです。あなたは、履物を履きなさい」
その後、ソーナは「精進第一(精進に一番優れた人)」と称えられて、修行を完成させました。また、ソーナの提案によって、他の修行僧も履物が許可されました。
さて。
りんごさんは張り詰めた琴の弦のように感じましたが、いかがでしょう。
急ぐ・焦るということに対する恐怖心をなくすより、意識して余裕を持たせてみることをオススメします。
具体的には「ミスをしてもいい」という心の余裕、多すぎるくらいの期限をとって作る時間の余裕です。
実際、余裕があるほうが物事を潤滑に処理できたりします。
「琴の弦は強く張りすぎても、弱く張っても良い音は出ない。仕事もそのようにするものです。あなたは、余裕を作りなさい」と、お釈迦さまならそう仰ると思いますよ(^^)