hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

無縁仏様の供養について。

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

はじめまして!無縁仏様の供養について質問です。
最近、主人の実家の祖父の弟さんがアパートで孤独死で見つかったとの連絡が実家に警察から入ったのですが、昔かなりの酒乱で迷惑をかけていたようでずっと連絡も取らず何十年も疎遠になっていたとの事で遺体の引き取りは頑なに拒んでいました。他にも弟妹がいるのですがやはり引き取りたくないとの事で、行政に頼んで無縁仏様としてお願いしたようなのですが、なにか身内で供養しないとあまりよくない事が起きたりするのでしょうか?最近、主人が夜勤でいない時に子供達と部屋で寝ていたりするとリビングで子供が走るような音(アパートの2階建てて2階に住んでいます)がしたり、物が落ちていないのに大きな物音が聞こえたりします。その点が気になり今回質問させて頂きました。よろしくお願い致します。
長文・乱文失礼致しました。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

南無阿弥陀仏

はじめまして、こんばんは。

ご主人のご実家の祖父の弟さんが寂しい最後を迎えられたのですね。できることであればどんな人であっても一人の人が命を終えていったということには敬意を表して、何らかの形でお弔いをしていただきたいところです。しかしこれまでに色々とご事情もあり難しかったのでしょうか…ここに謹んで哀悼の意を表します。南無阿弥陀仏

さて、お弔い、つまりご供養をしていただきたいと申しましたのはそれをしないと「あまりよくない事が起きたりする」からではありません。
良い悪いではなく、人として「大事なこと・大切な感覚」に出会わせていただくためです。どんな人でも同じように生老病死を避けられない命を生きています。その命の終わりというものを尊厳を持って扱っていただきたいという願いからです。

その「大事なこと・大切な感覚」に出会っていないと、自らにとって良くないことを亡き人のせいにするような迷いを離れられません。
仏法に出会いましょう。命の尊厳に出会いましょう。そのためにもご供養の機会をもたれてはいかがでしょうか。
今回このような形でも気にかけていただいたのも一つの縁です。この縁が仏法との出会いにつながっていくことを一人の僧侶として願っています。

ご供養されても、「良くない事」があったり、気にされているような現象がなくならなかったりすると、「なんだ供養したのに」と思うかもしれません。しかしそれすらも仏法との出会いの縁になります。
結局「良くない事」の原因を何かのせいにしている内は良くない事はなくなりません。原因が無縁仏の供養だったり、あるいは例えばですが嫌いな人だったり、風水だったり…そうして次から次へと何かのせいにしているうちは永遠にその迷いから離れられないでしょう。
しかし縁を求めることをやめなければいつか「良くない事がある」のでなく「良くないと思っている私がいる」ことに目覚めます。
その時に仏法とは「この私」の在り方を問題とする教えだったのかと気がつきます。

命の終わりとは特にその「大事なこと・大切な感覚」が強烈に揺さぶられるご縁であります。
一人の人の命の終わりから、その供養を通して「私の在り方」に出会うことが願われています。

なお、気にされている現象については別の原因を考えた方がよいでしょう。少なくとも無縁仏の仕業ではありません。ご安心を。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ