一人の生活
母親が正月に他界してから、五か月が経ちました。母親に依存していたからか、何もやる気が起きずにいます。朝の仏様のこと等しなくてはいけないことはできるのですが、時間を持て余してつい横になり寝てしまいます(現実逃避したい気持ちがあるためか).。
このままではいけないと頭ではわかっているつもりなのですが、できません。どうすればいいのかアドバイス下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心の安全装置が働いている時期です
過去の質問も読ませていただきました。母一人子一人の生活が長かったのでしょうか。突然一人になられたということで、体の半分が無くなったような虚しさに襲われていらっしゃるのではないかと思います。私の知人にもそういう環境にある方がいらっしゃいますが、やはり五ヵ月という期間では、心の回復には足りないようです。
体のケガであれば回復状況は目に見えますが、肉親の死という心のケガは目に見えないため、どの程度回復しているのかが分かりませんが、必ず回復するものです。何をする気にもならないという状態は、いわば機械が緊急停止しているのと同じで、心の安全装置が働いているという事です。例えばオーバーヒートなら壊れる前に停止させ、ゆっくり時間をかけて温度を冷やしている時間なのです。この場合急激に冷やすことや、温度が高い段階で再稼働することは避けなければなりません。
仕事には行けているようですから、大丈夫です。食事が不規則になりがちですので、仕事以外の時間を利用して、自分の好きなものを手づくりして下さい。料理というのはやってみると面白いものです。レシピはネットで簡単に手に入りますが、結構時間を必要としますので、時間を持て余すことは無くなると思います。ぜひチャレンジして見て下さい。
こんにちは。過去の質問を確認しましたら2回目の回答です。
明治時代まで「服喪」という風習がありました。ご両親ですと12~13ヶ月程度です。年賀の挨拶や旅行をさけ、身を慎み家で静かにする習俗です。今は「年賀状を出してはいけない」とか「旅行に行ってはいけない」なんて感じで言われますが、本来は、「してはいけない」という禁止の意味ではなく、悲しい気持ちを休めるために、「気持ちを休めるためにしなくても済む」というご遺族を思ったやさしい社会システムだったのだと思います。
お母様がお亡くなりになってまだ5ヶ月ということですので、気持ちが落ち込み何もしたくないというのは当然の気持ちだと思います。ゆっくりされると良いと思います。一方で、いつまでも落ち込んでいても、お母さまのためにもあなた自身のためにもよくありません。あと半年くらいは気持ちを休め、そのあと少しずつお仕事に力を入れていくようにしてはいかがでしょう?
育てた植物はいかがですか?「花は答える」という言葉があります。手をかけただけ育ってくれます。暑くなってきましたので、お体に気をつけて手入れをしてください。
あまり具合が悪いようでしたら、何か病気かもしれませんので、一度お医者さんに相談してみるのも良いと思います。何か解決策があると良いですね。
質問者からのお礼
りゅうよう様、ありがとうございました。料理もしていたのですが、何も食べたいと思わないので今は出来ていません。ご飯は仏様のものがあるので、五日おきに炊いております。あまり考えないようにして、しばらく過ごします。
光禪様、二度目のありがとうございました。気持を休めるようにします。