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「慢」と言う気持ちについて

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3回目の質問です。

こちらのサイトで他の方の質問に慢と言う気持ちについて書かれているご住職がいらっしゃいました。
私の悩みもこれに近いと思ったので、慢についてもっと詳しく教えて頂きたいです。
この気持ちを無くすのはとても難しいとも書かれていました。

現在、あまりにも人と比べる癖が強すぎて、誰とも会いたくないのです。
劣等感も強く、普通の人はこう答えるに違いないと言う答えをいちいち考えて思ってもない事を言ってしまう事もあります。
その気持ちとの葛藤で誰に会ってもドッと疲れ、帰ると何日も鬱症状が出ます。
ずっと1人で居る方が気楽で楽しいです。
これは人として危ないのでは?と思うものの‥
どうしたら良いのか分かりません。
慢を少なくする気持ちの運び方はありませんか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「ケセラセラ、なるようになるさ」で

猫の爪様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「慢」と考えてしまうと難しいかもしれませんが、「プライド」に置き換えると少し分かりやすいのではないだろうかと存じます。

つまり、良いプライドもあれば、悪いプライドもあるように、良い慢もあれば、悪い慢もあるということであります。

一律に、プライドが悪いというわけではなく、慢も同じで、安易に否定するのではなく、要は、それを生き方、人生において、どうバランス良く調整していくべきであるか、ということが大切となります。

何らか、問題が生じてしまっているということは、そのバランスがうまくいっていないということのバロメーターでもあります。

ですからやはり調整が必要ということで、もしかすると少し自意識過剰となり過ぎておられるのであるかもしれません。

自分が思うほどに、人はそんなに思っていないことの方が多いものでございます。もう少し、肩の力を抜いて、構えずに、ゆったりと自然体で向き合われるのも。「ケセラセラ、なるようになるさ」ぐらいで。

川口英俊 合掌

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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

バランスの調整、それがとても難しいです。
数年前まで、気持ちに配分があるなんて思いもしなかったのです。
0か100これが全てでした。
何時も何か問題に感じていると言うことは、やはりバランスの悪さから来てるのでしょうね。
バランスの取り方を考えてみようと思います。

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