今後の自分について
今の頑張りは絶対無駄ではないですよね?
やりたいことが増えてどれから手をつければいいかわかりにくくなっています。
焦りは禁物なのですが早く結果を出したいがためつい、せかせかしてしまいます。
何か助言をください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「無駄ではない」とは何か
ナナメからのお話でごめんなさい。状況がはっきりしていないので推測になりますが。
「今の頑張りが無駄になるか否か」は、捉え方次第だと思いますよ。
例えば、大学受験のために一生懸命勉強する。ところが第一志望に受かるとは限りません。「では、今までの勉強は無駄だった」のか。「大学に入る」その一点だけを評価の基準にするならば、「無駄だった」と言えるかもしれません。けれど評価の視点を変えて「これだけの時間で、これだけの本を読めた」「時間の使い方に無駄がなくなった」「集中して物事に取り組んだ」などは、必ずプラスになる、つまり「無駄にならない」と思います。
実際、殆どのことは視点を変えれば「無駄ではない」と言えると思います。ポイントは、なるべく「現在の視点」で評価すること。「今日一日頑張った」は、合格発表を待つまでもなく価値ある一日だったはず。「いかに視点を自由に設定するか」の問題だ、というわけです。そして恐らく「いずれも無駄ではない」と捉えることは、自信につながり、次の主体的な一歩に繋がっていくと思いますよ。
目的を決めて。迷ったら絶対必要なことを。
まずは、目的や目標を整理しましょう。
目的が決まれば、そのために必要なことをリストアップできます。
そのリストの中で、自分にできそうなことや、先にやった方がよいことを選んで、とりかかりましょう。
迷っているときは、一歩でも前に進めるように、「とりあえず絶対やらなきゃならないこと」をちょこちょこツマミ食いするようにやるのも良いと思います。
例えば、どうせご飯は食べなきゃならないから、とりあえず食材の買い物を済ませておくか、とか。
どうせいつかは読まなきゃならない本だから、ちょっとずつ読んでいこう、とか。
絶対いつかは見てしまいそうな映画なら、「見たいな、でもまた今度にしようかな、でもやっぱり今週見ようかな」と悩む時間がムダなので、
「悩んでる時間で1時間ロスするかも、だったら2時間の映画を今見ちゃおう!」
とかもいいでしょう。
『「頑張る」=「良い結果」ではない』
あやちょん様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
佐藤様に引き続いてナナメからのお話になりますが・・
日本人の悪いところとして、「頑張る」=「褒められる」という思考がございます。それがゆえに、何事でも、とにかく頑張ろうとするのですが・・
問題は、『「頑張る」=「良い結果」ではない』ということです。
「頑張ること」自体が第一義ではないはずで、頑張ったことによる、成果(幸せ)の方が大切にならないとおかしなことになってしまいます。
といっても、「頑張らない」ということではなくて、「効率よく頑張る」ということであります。
我武者羅に、とにかく一生懸命に頑張ることが、まるであたかも美徳のような雰囲気は、本来、おかしいものであることに気付いて、頑張るにしても、もっと効率的、合理的に頑張る方策をしっかりと練ってから頑張りたいものとなります。
是非、下記も参考に。。
ドヤ顔で言おう。「学生時代に頑張ったことは何もない」と(熊谷真士氏)
https://www.onecareer.jp/articles/782
川口英俊 合掌