息子が嫌いです
何度もこんなことを本気で思ってはダメだと自分に毎日言い聞かせていますが、息子がここ2年で顔も心も別人のようで、気持ち悪いとさえ思ってしまって、毎日が苦痛です。顔を見るだけで吐き気がするぐらいです。
中学一年の終わりから不登校です。
三分の一しか学校に行かず卒業し、底辺高校に入ったもののまた不登校再開しました。
発達障害のグレーゾーンです。小さい頃から、靴紐むすべない、買い物できない、かんしゃくおこす、一つの事に固執してしつこい、普通の当たり前の事が出来ないから厳しく育てなくては仕方がなかったんです。
よかれと思って怒り続けたことがアダとなり、二時障害となり、不登校になりました。
もう三年近く昼夜逆転を繰り返し、オンラインゲーム漬け、グレーゾーンなのでゲームに依存具合が酷いです。
私は仕事もしないと結局子供も食べさないといけないので、ちゃんと働きたいのですが、昼夜逆転する息子がトラウマとなり、少しでも物音がするとすぐ起きてしまう神経になり、日中ずっと眠いのが三年近く続いてもう限界です。
彼を産んでから、振り返ると幼稚園、学校から1度も褒められたことはなく、いつも叱られてばかり…子育てなんて全く楽しくありませんでした。こんな苦しみを私に与えるために産まれれてきたのかと、最近は存在自体も気持ち悪く思えてきて、できるなら一生会いたくない気持ちでいっぱいです。
親としてもう見捨てたい気持ちです。
産む前の自分の人生に戻りたいと毎日後悔ばかりです
これから彼とどう関わればよいかわかりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
摂取不捨(あなたを決して見捨てない)
セリヌさま。
お悩み聞かせていただきました。大変深刻な問題ですね。。
しかし、これまであなたは本当によく頑張ってこられましたね、凄いです!
母子家庭で生活をして行くのは想像以上に大変ですから。。実は私の妻は、私と結婚する前に未婚のまま現在の長男と2人で6年間過ごしておりました。今も当時の大変さを話してくれる事があります。2人でどうやって生活して行くか、お金の事で悩み、仕事で悩み、結局仕事は昼夜掛け持ちしていました。そのため夜の託児所へよく預けていました。住居を借りるにも、母子家庭だと言うだけで何軒もの不動産屋さんに断られたそうです。また、世間に出して恥ずかしくない子供に育てようと、あれこれ手を出して必要以上にお節介を焼いていたようで、実際に長男はしばらく自分で靴の紐が結べない子でした。頼れるところがなく、不安を抱えたまま、子供に接しなければならいことは親子どちらにも心に大きな負担をかけてしまうようですね。。我が子を愛する余りに厳しく接し過ぎてしまう事も、子供の側からすると「愛されていないのかも」と恐れを抱く原因になる場合がありますね。互いの関係が近ければ近いほど一旦こじれ始めると出口が見えなくなるところが厄介です。
ところであなたはご相談の中で息子さんの事を吐き気がするくらい嫌悪していると書いていらっしゃいますね。怒りや嫌悪の心の最大の問題点は、相手の様子や心の動きに配慮できなくなる事です。現在のあなたの心境ではとてもそんな気になれないかも知れませんが、息子さんに対して嫌悪する気持ちがあると言う事はまだ、相手に関心のある証拠です。一番恐ろしいのは無関心です。そうなる前にもう少し息子さんと向き合ってみられませんか?
息子さんはオンラインゲームに熱中しておられるようですが、あなたはそれが一体何のゲームかお尋ねになられた事がおありですか?また、この種ゲームは得点や順位の付くものが多いですが、その成績をお聞きになられた事はありますか?もしなければ一度息子さんに尋ねてみてあげて下さい(もしかすると凄い成績かも)息子さんは他の誰から褒められるよりも、あなたから褒められるのを待っていると思いますよ。どんな小さな事でも人から認められる、褒められる事が自身の誇りになります。生きる力になります。この世に見捨てて良い命などありません。息子さんの命も、そしてあなた自身の命も!
親子共に苦しまなくなるために・・
セリヌ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
拙生、10年以上前になりますが、精神にハンデを抱えられた皆様の通所する授産施設の運営に携わらせて頂いておりましたことがあり、その際に、精神福祉全般のことについても学ばせて頂いておりました。以来、学びと共に色々と考えさせられていることがございます。
息子様が、発達障害を抱えられておられる中では、おっしゃられておりますように、過度な教育やしつけは、まさに二次被害となってしまいかねません・・
かといって、療育活動にも限界がございます。
どうしても、日本では、自閉症など、発達障害は根本的な医学的治療(症状を抑えるための対症療法はあるものの)ができないということにより、特に、幼い頃においては、療育活動が中心となってしまっておりますが、アメリカなど海外においては、治療についても発展しており、早期からの治療と療育を併用しての取り組みがなされています。
ようやく、日本においても、海外における栄養学的治療法を取り入れている病院・医師も少なからずございます。
是非、お調べ頂きまして、一度、相談と共に、できれば息子様も連れて診察を受けられてみられるのも。
少し調べてみましたら、栄養療法を取り入れられて、下記のように取り組まれて、改善し、高卒検定に受かられた例についての内容もございましたので、ご参考までに。
「不登校☆苦戦中☆第二幕」
http://verticaled62.rssing.com/chan-50334528/all_p1.html
息子様も、実は、好き好んでそんな状態になられているわけではなく、身体的機能(自律神経系・ホルモン系・脳神経系のバランスの崩れ)の問題により、仕方なくである可能性が高くございます。
もしも、息子様の本当の心の叫びの声をお知りになられたいということであれば、重度自閉症であるものの作家として活躍されておられる東田直樹さんの著書をお読みになられることで、何か理解に役立つこともあるのではないだろうかと存じます。
息子様のことを、向き合う中で、より理解なさられて頂きつつ、寄り添われて頂けましたらと存じます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。お二人のお坊さまのおっしゃる通りで、そうできたらいいだろうなと思いながら10年以上経ちました。人生ってこんなに苦痛だとは思っていませんでした。こんな子供を産むまでは。産んでから私の人生は色あせたものに変わってしまいました。
それまでは幸せすぎたので何かのバチかなあと思っています。
ゲームのことも質問したり、一緒に対戦したり、何年もやってきました。
ゲームは大嫌いなので本当に疲れました。
褒めてます。毎日。これでもかというぐらい。大したことない小さなことを寒気がするぐらいに拾い上げて褒めています。
仕事中、まともな精神の大人に嫌味言われたり、きついことを言われたりしている方がいつも「あ〜幸せだな〜!」と感じます。相手は日常を普通に送れる普通の人なので。
このまま一生この子と離れることはできないんだと思うと、絶望的になります。