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一週間前に長女を亡くしました。受け入れることができません。

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数日学校を休んで外をうろうろしたり、反対されている習い事をやっていたので、強く叱責してしまったところ、
翌日、私の不在時に家族の隙を見て、転落してしまいました。

傍にメモがあり、
出来の良い妹と比べられ、家庭・学校に居場所がなかったこと、習い事が唯一のよりどころだったが、反対されて交通費のやりくりにも行き詰り、何より嘘をついて親の顔が見られない、本番前だったのに参加できず申し訳ないと伝えてほしいと書いてありました。
その前の週まで、洋服の話やお祭りの話、食べ歩きの話など近未来の約束をしていたので、
朝目が覚めるたびに、現実を信じることも受け入れることもできず、
気が狂った方が楽になるのではと大泣きする毎日です。

そんな不甲斐ない姿に、家族も傷き、心療内科で精神安定剤をもらったり、過去ではなく未来を考えろと根気強く慰めてくれます。
しばらく話していると落ち着いてきて、愛娘が浄化されていくイメージを抱けるのですが、ほんの些細なきっかけで、
心の中が全て、彼女の喪失感と彼女を追い詰めてしまった後悔と、どうにかして過去に戻り、やり直して彼女の「未来」を続けさせられないかばかりを考えてしまします。

だんだん家族も呆れてきて、「自分が楽になりたいだけだろう」「死を認めないで永遠にその場に居続けるのか?」「自分だけが悲しいのか、今生きている人たちのことを大切に考えることはできないのか」「そんな母親の愚かさを気付いてほしかったんじゃないのか」
と言われるようになりました。
私は、自分が愚かな人間から成長するために娘が犠牲になったなんて思うのは辛すぎで、
「娘が生きているうちに直したかった。どうか生き返って下さい。直しますから」としか考えることができません。
つまり、後悔からまったく抜け出すことができません。

苦しみから助けてとは願いません。
娘を幸せにできなかった。でも幸せにしてあげたかった、してあげたい。
今の私に出来ることなら、何でもします。

お叱りでもなんでも受けます。
娘を救える方法をご教示ください。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一緒に泣こう。

辛い気持ちを、よく話して下さいましたね。あなたも、娘さんを大事に想い、愛していたのですね。今だって。だからこそ、こんなに苦しいんだものね。そんな、あなたを、誰が叱れますか。
側にいたら、抱きしめて一緒に泣いてあげられるのに。。。

娘さんのメッセージ。居場所がなかったんだね。分かってあげたかったね。もう少し早く気づいてあげられていたら。

いっぱい自分を責めているのではない?
自分のせいだ って。
夫も、下の娘さんも、みんな みんな、愛する家族を失って、これからどうしたらいいのか分からないのよ。母である あなたを責めてしまったり。でもね、家族みんなが、助けてあげられなかったと 、苦しんでいると思う。
あなたに向けられる厳しい言葉も、苦しさや悲しさが そう言わせているんだろうね。

今からでも、娘さんを救える方法があるとしたら、あなたが 娘さんを愛し続け 手を合わせていくことですよ。仏法に出遇っていくことですよ。あなたも同じように、救われていくために。(私もね、愛する人達を看取ってきて、この世に こんなに辛いことがあるのか と何度思ったことか。そんな時、いつだって、仏法が支えになり、こうして手を合わせ 生きれています。)

あなたの悲しみを、私も一緒に、背負わせて。
自分を責めたっていい。でも一人で苦しまないで。責めたい気持ちを、私が聞くから。一緒に泣こう。受け入れられるようになるまで、私が あなたの側にいるよ。何度も、泣いたっていい。そんな あなたを、ちゃんと抱きしめてあげるよ。

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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家族と手を取り合って

とても悲しい話ですね。娘さんを亡くされて一週間とのこと。49日、100日ぐらいまでは悲しさで涙を流していいのではないですか?供養だと思っていいのでしょう。
しかし、それはあなたが主人公になりすぎてはダメですよ。「私があのとき・・・」「私がこんなだから・・・」「私が苦しい」「私が救われたい」
あまりにも「私が」となりすぎて、それを正義かのようにしていると、今度は一緒に手を取り助け合うはずのご家族が苦しみます。
妹さんに当たる娘さんもいらっしゃるとのこと。あんまりにもご自分を責めていたら、その娘さんも悲しみ苦しむのことになります。

あなたの苦しみはご家族の苦しみです。悲しいのはご家族みんな一緒です。手を取り合って生きていくのです。娘さんが亡くなってしまったことは悲しいことです。しかし、それは事実。いつか人は死を迎えます。それは年齢の順番とは限らない。事故であれば、お別れは突然に来るのです。
明日の命すら保証されていない、そんな私たちであることも知らなければなりません。

少し時間がかかるかもしれませんが、7日ごとの供養をして、救いの道、仏道を実践できるよう、お寺のお参りにも行ってお坊さんからお話を聞くのもいいと思います。

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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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娘さんは心安らかにご成仏なさってくださいます

拝読させて頂きました。娘さんが亡くなられてその悲しみや深い後悔をなさっておられることを読ませて頂きました。あなたのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
そして娘さんが必ず必ずこれから仏様のお導きをうけて安らかに仏様の元にうまれて頂く様にと心からお祈りさせて頂きます。
仏様は娘さんを速やかにお導きなさってくださり、心から安心し清らかになり仏様のみ教えのもとにご成仏なさってくださいます。
どうかそのことはご安心なさってくださいね。
そしてあなたの思いを心から仏様にそして娘さんにお伝えなさってください。仏様も娘さんもあなたのお気持ちを聞き届けてくださいます。

悲しみや後悔の念は尽きないでしょう。その時は手を合わせてあなたのお気持ちをお伝えなさってください。
またここhasunohaでもあなたの思いをお書きくださいね。辛いお気持ちをいつでもここにつづってください。いつでもあなたをお待ち申し上げておりますね。

或はもしもあなたの思いを直接お話しなさりたいならば、宜しければ私達僧侶が毎月開いております築地本願寺様での「いのちの集い」
http://www.bouzsanga.org/share.html
にいらして頂き、あなたの娘さんへの思いをお話しなさってくださいね。毎月4木曜日の午前十時半~東京都築地にて開いております。詳細についてはこのホームページをご覧になって参考になさってくださいね。私もできるだけ可能な範囲で参加させて頂いております。

あなたと娘さんとのご縁はこれからも続いて参ります。そのご縁は永遠です。こらからも心から娘さんに声をかけてあなたのお気持ちをお伝えなさってください。
いつでもあなたのその声に娘さんは耳を傾けていらっしゃいます。
そしてこれから娘さんはあなたやご家族の皆さんをお見守りなさってくださいます。
いつどこにいてもいかなるときでも娘さんは皆さんとともにいらっしゃるのです。

どうかこれからご法事もあるでしょうが合間合間に皆さん共に娘さんを思い返して娘さんにお向き合いなさり手を合わせて心を込めてご供養なさってください。そして仏様やご先祖様にどうかよろしくお願いいたしますとお願いなさってください。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

みなさま、このような短い間に沢山のお言葉を頂き、本当ありがとうございます。
寄り添ってくださるお気持ちに涙が止まりませんでした。

それでも、まだまだ甘えています。
死を受け入れることは、=娘の生をあきらめる
目が覚めるたびにこれを納得できない自分がいます。

娘の命=私の命、
私の命がけで守りたかった宝物
(それを守れなかったのはほかならぬ自分ですが)

まだまだ時間がかかるのかもしれませんが
みなさまのお言葉を胸に成長していかなくてはと言い聞かせます。

本当にありがとうございます。

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